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STS-107 事故調査ステータスレポート #02

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NASAジョンソン宇宙センター(JSC)
2003年 2月12日(水) 午後 7時00分(米国中部標準時間)
2003年 2月13日(木) 午前10時00分(日本時間)

 

スペースシャトル「コロンビア号」の破片を載せた2台のトラックが、本日、NASAケネディ宇宙センター(KSC)へ到着しました。これらの破片はルイジアナ州シュリーブポートのバークスデール空軍基地(BAFB)からKSCへ運ばれた最初の破片です。KSCでは、調査員がそれぞれの破片をコロンビア号のおよその位置に並べる予定です。

コロンビア号事故調査委員会(Columbia Accident Investigation Board:CAIB)のメンバーは、米国東部標準時間午前11時(日本時間2月12日午後1時)にKSCに到着しました。グループは、現在スペースシャトル「エンデバー号」が収められているオービタ整備施設(Orbiter Processing Facility:OPF)のベイ2や、整備が行われているスペースシャトル「ディスカバリー号」が入っているベイ3などを見学しました。またCAIBは、スペースシャトル組立棟(Vehicle Assembly Building:VAB)を訪れました。VABでは、スペースシャトル「アトランティス号」が外部燃料タンクや固体補助ロケット(Solid Rocket Booster:SRB)とともに移動式発射プラットホーム(Mobile Launch Platform:MLP)の上に乗せられています。CAIBは、終日に渡って作業の合間にKSCの職員に会い、地上での打上げ準備作業について概要を聞きました。

2月13日に、CAIBはSRB分解施設とSRB組立・改修施設を訪れる予定です。メンバーはまた、打上げ管制センター(Launch Control Center:LCC)と、コロンビア号が打ち上げられた射点39Aを訪れる予定です。

退役海軍大将でCAIB委員長のハロルド・ゲーマンは、報道関係者の代表と短時間の話をしました。彼は、CAIBはKSCにて4つのことを調べたいと話しました。その4つとは、打上げ手順、飛行と飛行の間に行われるスペースシャトルの改修、コロンビア号の復元現場、そして「コロンビア号を復元するためのここでの過程が私たちの調査の必要性に見合う、という確証を得る」ことです。復元作業は、KSCのスペースシャトル滑走路に隣接した再使用型打上げ機(Reusable Launch Vehicle:RLV)格納庫にて行われる予定です。

ゲーマンは、今回のKSCへの訪問は方向付けのための訪問であると語りました。CAIBは調査中に何度もKSCに戻ってくるだろうと彼は言いました。CAIBはアラバマ州ハンツビルへ移動し、その後ニューオーリンズを訪れ、2月15日夜にヒューストンへ戻る予定です。ゲーマンは、日曜日も作業を行い、CAIBは今後、1週間に7日もしくは6日のペースで作業を行うだろうと語りました。

2,500人以上の政府、州、地元の職員が、本日も引き続きテキサス州とルイジアナ州でのコロンビア号の破片回収作業を行いました。当局者は、5週間以内に破片の散らばっている地域の全ての水域をカバーできる人員を確保したと語りました。回収チームは、西はカリフォルニアに至るまでの地域で報告があった破片を引き続き調査していますが、テキサス州フォートワースの西地域からは、コロンビア号の破片はまだ見つかっていません。

何百もの破片がテキサス州東部、ルイジアナ州西部から回収され続けています。過去24時間で数百の破片が、テキサス州ラフキン、ナコドーチェス、ヘムフィルからバークスデールへ輸送されました。

国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗中の第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリン、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット)は、2月12日に、CNN、ABC、CBS、NBCテレビの記者とのインタビューに応えました。彼らは、2月1日朝にJSCセンター長のジェファーソン・ハウエルからコロンビア号の事故について聞いたときのショックや悲しみについて語り、必要な限りISSにとどまる意欲のあることを語りました。

NASAについてのより詳しい情報は、www.nasa.govをご覧下さい。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/nmrs/nmrs-02.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 2月14日

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