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STS-107 NASAステータスレポート #15

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ミッションコントロールセンター
2003年 1月29日(水) 午後 5時00分(米国中部標準時間)
2003年 1月30日(木) 午前 8時00分(日本時間)

 

本日、スペースシャトル「コロンビア号」の7人のクルーは、24時間体制の科学実験を中断して恒例の軌道上クルー記者会見で記者の質問に答えました。

コマンダーのリック・ハズバンド、パイロットのウィリアム・マッコール、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のデイビッド・ブラウン、カルパナ・チャウラ、マイケル・アンダーソンとローレル・クラーク、そしてイスラエル宇宙局のペイロードスペシャリスト(搭乗科学技術者:PS)のイラン・ラモーンは、コロンビア号が研究設備としてどのように機能しているか、STS-107のミッションにおける80種類の実験について、および2月1日に予定されている着陸の準備をするクルーの作業についての質問に応対しました。

「我々がここで行っている科学実験は偉大で驚きに満ちています。これらは最先端のものですが、国際宇宙ステーション(ISS)上に7人のクルーが滞在するようになれば、宇宙における傑出した科学実験をみることができるようになるでしょう。我々が行っている多くの実験は、実際にはまだ立証や発展途上のものです。これらが十分に発展すれば、ISS上に設置されることになり、我々が今回比較的短い期間しかできなかった実験を、科学者達が何年もかけて行うことができるようになるでしょう。」とペイロードコマンダーのアンダーソンは語りました。

今回のミッションの第1週目はアフリカ東海岸からの砂嵐が十分でなかったが、その後、巨大な砂嵐が大西洋上で発達してこの3日間続いたため、イスラエルによる地中海上空の砂塵観測実験(Mediterranean Israeli Dust Experiment:MEIDEX)は十分な観測ができた、とラモーンは報告しました。彼は180マイル(約290km)上空から、地上の彼の地域の平和への願いを語りました。

「ここからの世界は驚嘆すべき眺めで、平和で素晴らしく、同時にとてもはかなく見える。」とラモーンは語り、「大気の層はとても薄く壊れやすい。我々みんなで大気をきれいで良い状態に保たなければならないと思う。大気は我々の命を守り、生命を与えてくれるものです。」と語りました。

米国東部標準時間1月29日午後2時39分(日本時間1月30日午前5時39分)に青チームがジョン・レノンの「イマジン」で起床後、マッコールとラモーンは、軌道上の高さから見ると眼下の地上にはどんな境界線も無いと言い、世界の平和に対する彼らの希望を英語とヘブライ語の両方で繰り返しました。

新たに準備された水噴霧の消火効果実験(Water Mist Fire Suppression Experiment:MIST)装置を使った燃焼実験モジュールの最初のテストが本日開始されました。昨日チャウラが燃焼実験モジュールの厄介なシールを修理してから、14回の試運転が完了しました。水が炎を消火する時のその作用の仕方を厳密に調べることを目的としたこの実験は、ミッション終了までにさらに20回行われる予定です。

.次回のSTS-107ステータスレポートは1月30日、あるいは何かイベントが起きた時点で発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-107/sts-107-15.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 1月30日

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