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STS-107 NASAステータスレポート #10 |
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ミッションコントロールセンター
スペースシャトル「コロンビア号」の7人の宇宙飛行士たちは本日も、地上の研究者と打ち合せながら交替で実験を続けました。 赤チームでコマンダーのリック・ハズバンド、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のカルパナ・チャウラとローレル・クラーク、それにペイロードスペシャリスト(搭乗科学技術者:PS)のイラン・ラモーンは、米国中部標準時間1月24日午前5時(日本時間1月24日午後8時)頃にこの日の作業を開始しました。本日も燃焼に関するSOFBALL(Structures of Flame Balls at Low Lewis-number)と呼ばれる実験や、人体が無重量環境に適応する様子を観察する呼吸器系モニタ装置(Advanced Respiratory Monitoring System:ARMS)関連の作業を中心に実施しました。ハズバンドは各種実験に都合の良い姿勢になるようにコロンビア号を操縦しました。 これまでに赤青両チームはSOFBALLの実験を7回おこないました。そのうちいくつかは初めてメタンを燃料としたもので、これらは肉眼で青色の淡い炎として見ることができました。本日の夜間には青チームはこれまでで最長の2時間47分間の燃焼実験に挑みます。スラスタの噴射が実験へ影響を及ぼさないよう、この実験の期間中シャトルは、制御をしないフリードリフト(自由に漂う)状態におかれます。 青チームでパイロットのウィリアム・マッコール、MSのデイビッド・ブラウンとマイケル・アンダーソンは、マッコールの家族が演奏する"Hotel California"の曲で1月24日午後2時30分(同1月25日午前5時30分)頃に起床しました。このチームのシフトは赤チームから就寝前の引継ぎを受けた後、午後5時(同1月25日午前8時)頃に始まります。 青チームはまた、水をたっぷり含んだ砂の多い土壌に圧力をかけるとどのように振る舞うかを研究する、粒状物質のメカニズム研究(Mechanics of Granular Materials:MGM)実験を再開します。今後2日間で3回の圧縮が予定されており、最後の実験はこの飛行の終わりの方でおこなわれる予定です。 宇宙での苔(コケ)(spiral moss)の成長実験は、いくつかの苔のサンプルを固定する作業を完了しました。この固定作業は飛行後に、苔の成長の速さを推定できるようにするために、厳しい時間的制約の下におこなわれるものです。あと4回の固定作業が予定されています。宇宙農場(Astroculture)実験では、バラと稲の花から6個のエッセンシャルオイルのサンプルのうち最後のひとつを採取しました。この成分は新しい香水の芳香に加工することができるものです。点検の結果コロンビア号に搭載した昆虫、蜘蛛、その他の生物はそれぞれの環境で正常な状態であることが確認されています。 フライトコントローラたちは冷却ループを調整してスペースハブ研究用ダブルモジュール(宇宙実験室:RDM)内の気温を引続き管理しています。コロンビア号は180マイル(約290km)の高度を正常な状態で飛行しています。 この次のステータスレポートは1月25日の午後(同1月26日の午前)に、または何かイベントが発生した時点で発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-107/sts-107-10.html *併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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最終更新日:2003年 1月27日 | |||
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