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筋肉(きんにく)や骨(ほね)の強さを保つために適度な運動が必要です。
地上では、人間は、ねているとき以外はいつも重力に逆らって行動しているため、筋肉や骨で体を支えています。ところが宇宙では、重力が作用しないので体はなまけた状態にあり、筋肉や骨が弱くなるといった悪い変化を体にあたえます。
体をなまけさせないためには適度な運動が必要で、宇宙飛行士はトレッドミルやエルゴメーターといった運動器具を使って、毎日2時間程度の運動をします。
トレッドミルは、体をゴムバンドでおさえつけた状態でランニングをする器具です。エルゴメーターは、車輪のない自転車のようなもので、ペダルをこぐ強さを調節することにより、運動量を調節することができます。
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トレッドミルで運動している様子
(左上=国際宇宙ステーション内、
右上=スペースシャトル内)
エルゴメーターで運動している様子(右下) |
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