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風船の中と外の空気は同じ強さで押し合っている |
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ビンの空気を抜いていくと、風船の中の空気はビンの中の空気と同じ圧力になろうとしてふくらむ |
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ビンの中では何が起こったのでしょうか?
ポンプでビンの中の空気を抜く前は、風船の中の空気と風船の外の空気が、同じ強さで押し合って釣り合った状態にあります。
ビンの中の空気を抜いていくと、風船を外から押す力が弱くなり、風船の中の空気が、風船の外の空気と同じ圧力になるまで広がろうとします。そのため風船はふくらむのです。
ポンプを外すと、ビンの中に空気が入り込み、風船は元の大きさにもどります。
宇宙はほとんど空気のない真空状態です。宇宙飛行士が宇宙空間に出るときは宇宙服を着用しますが、その宇宙服もふくらんでしまいます。たとえば指先も、じゃんけんの「ぱー」の状態になろうとするため、ものをつかむ時にも力が必要になるのでつかれます。このため、宇宙服内の気圧もできるだけ下げています。
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