宇宙実験準備リポート
2012年7月 種子島にて最終確認 種子島への輸送後確認を行いました。結晶もちゃんと台座についており、安心しました。
あとは、「こうのとり」3号機の打ち上げを待つばかりです。
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試料セル内部の確認を行いました。 |
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2012年7月 NanoStep実験運用キックオフを実施
8月からの実験開始に向けて、運用担当者との意識合わせを行いました。 60人もの人が集まり、関わる人々の多さを実感しました。
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実験の意義を説明する塚本先生 |
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2012年6月 NanoStep用専用機器を種子島に向け発送
専用機器の各パーツに識別ラベルを貼り付け、種子島に向けて発送しました。
また、宇宙飛行士が使う手順書や地上の運用管制員が使う手順書についても最終化を進めました。
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梱包作業の様子 |
手順書の最終確認中 |
2012年6月 運用シミュレーションの実施
実験の運用は、筑波宇宙センターで行われます(詳しくはこちら)。 遠隔操作で、国際宇宙ステーション内の専用機器の温度制御などを行うことができます。こうした指示コマンドを打つ運用管制員との音声通信や、管制卓の使い方などを練習しました。
2012年2月〜6月 共同研究者との打ち合わせ
共同研究者チームと、具体的な解析方法について議論しました。
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真剣に議論中です。 |
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2012年2月〜6月 機器の最終調整
専用機器の最終調整を行いました。また、溶液結晶化観察装置の地上品と組み合わせた試験を実施しました。
2012年4月〜5月 種結晶の準備
本実験では、3度程度傾いた種結晶と参照ガラスを試料セル内に固定する必要があります。
非常に大変な作業です。
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手先が器用でないと不可能です。 |
中央左側が結晶、右側の2つが参照ガラスです。 結晶の大きさは1mmの半分以下です。 |
2012年2月 クルー訓練
本実験を行う予定の星出宇宙飛行士に、実験についての講義と訓練を行いました。
(星出宇宙飛行士の訓練の様子全般についてはこちら)
2012年2月 JAXA/NASAフェーズ3安全審査終了
国際宇宙ステーションで用いる機材は、安全かどうかを厳しくチェックされます。 本実験で用いる専用機器について、最終の安全審査を受審し、問題ないとの判定をもらいました。
2011年 専用機器フライト品を用いた試験実施
出来上がったフライト品を使ってさまざまな試験を行いました。
2010年、2011年 航空機実験や予備実験を実施
代表研究者の塚本先生の研究室を中心にさまざまな予備実験を行い、宇宙実験の準備を進めました。
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航空機実験の様子 |
東北大学の研究室 |
2009年、2010年 専用機器の開発
研究チームとの調整を行いながら、実験目的を達成するための専用機器の検討を行いました。さまざまな制約の中で最高のアウトプットを出すために、関係者全員でアイデアを出し合い、試作試験を繰り返して開発を進めました。
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