一部の試料で、無重力環境下で穴が拡大するとともに、穴の向きがよく揃うようになるという結果が得られました。このように向きのそろった細かい穴を持つ試料は地上ではまだ得られておらず、地上での再現を試みています。また、2回の宇宙実験を通じて、ナノスケルトンの穴のサイズを地上でもコントロールする手法の手掛かりを得ることが出来ました。
ナノスケルトンの骨格構造の結晶の品質や、ナノスケルトンの粉末の固まり具合などについては、予測とは異なり重力の有無は影響していないことが確認され、結晶化のプロセスに関する貴重な結果を得ることが出来ました。
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