宇宙実験準備リポート
2008年10月 ケネディ宇宙センター(米国、フロリダ州)にて射場作業
(1) 実験室のセットアップ
まず、日本から輸送した装置類を受け取り、実験室に配置しました。
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輸送箱を開梱します。 |
実験室の整備中。 |
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黄色線の内側がクリーンエリアです。 |
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(2) 供試体の受け取り、外観検査
ジョンソン宇宙センター(米国、テキサス州)から精密輸送された供試体を受け取り、外観検査を行いました。
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大きなスーツケースに入れて輸送されました。 |
外観上問題はなさそうです。 |
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ケーブルのチェックも行います。 |
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(3) 供試体分解前機能確認
まず供試体の機能チェックを行いました。
問題なしです。
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機能チェックのためのセットアップ。 |
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(4) 供試体分解
実験試料を充填するために、供試体を分解しました。
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分解作業を行うIHIエアロスペースの山口さん。 |
分解後の供試体。 |
(5) 試料充填
実験セル内部を真空に引き、脱気した実験試料(重水)を充填しました。
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脱気中。 |
試料注入。 |
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気泡がないかチェックします。 |
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(6) 光学調整、再組立
試料をきれいに注入できたため、再組立と光学調整を行いました。
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再組立の様子。 |
最適な光量になるよう光学調整を行います。 |
(7) ガスパージ
供試体内部の結露を防ぐために、内部を窒素ガスで置換しました。
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窒素ガスボンベを用いて内部のガスを置換します。 |
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(8) 結晶成長実験
地上最後の結晶成長実験を行いました。
気泡もなく、きれいな結晶ができて一安心です。
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きれいな樹枝状結晶。 |
干渉縞のチェックをする古川先生。 |
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真剣な表情の横山先生(中央) |
結晶成長がうまくいって安心の笑顔です。 |
(9) NASAへの引渡し、後片付け
供試体の最終チェックを行った後、クッション材に包み、NASAへ引き渡しました。
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いよいよ見納めです。 |
輸送バッグにつめます。 |
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輸送バッグをミッドデッキロッカーに入れます。
これがシャトルのミッドデッキに搭載されます。 |
あとはエンデバー号の打ち上げを待つばかりです。 |
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