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宇宙実験準備リポート


2009年3月 運用シミュレーションの実施
実験の運用は、筑波宇宙センターで行われます(詳しくはこちら)。
遠隔操作で、国際宇宙ステーション内の実験供試体の温度制御を行うことができます。 こうした温度指示コマンドを打つ運用管制員との音声通信や、管制卓の使い方などを練習しました。

2009年3月 サイエンスシンポジウムに参加
NASA/ESA(欧州宇宙機関)/JAXA合同で開催されたサイエンスシンポジウムに稲富先生が参加し、本実験の紹介を行いました。 今回のシンポジウムでは、2009年春〜2009年秋に国際宇宙ステーションで実施される科学実験の概要が、各国の研究者から紹介されました。

2009年2月 クルー訓練
すでに何回か訓練が行われていますが、本実験を行う宇宙飛行士への訓練・講義を行いました。

講義中の稲富先生

供試体取り付けを行う予定の若田宇宙飛行士(中央)
(2008年7月の訓練の様子)

2008年11月 31Pの打ち上げ
11月26日、Facet供試体を搭載したプログレス補給船がバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。
(詳しくはこちら

31P打ち上げの様子
(写真提供:S.P.Korolev RSC Energia)

2008年11月 Facet供試体をバイコヌールに向け発送
ロシア、NASAとのさまざまな調整を経て、日本からバイコヌールへの供試体の輸送が行われました。 輸送時の温度条件も問題ありませんでした。
打ち上げの前日に、供試体はプログレス補給船に搭載されました。

輸送箱

2008年9月 ベンチレビュー
ロシア、NASAの担当者による供試体のチェックが行われました。 このあとは供試体に触ることができません。

Facet供試体やほかの物品が一緒にソフトバッグに詰め込まれます。

封をしたあとは開けることができません。

2008年8月 適合性試験実施
実験供試体のフライト品(実機)を、溶液結晶化観察装置の地上品と組み合わせた試験を実施しました。 冷却速度に応じて結晶の形が変化する様子、成長速度などを調べました。

真剣な表情の稲富先生

2008年6月 種結晶の充填
本実験では、方位の揃った種結晶を試料セルに充填する必要があります。 非常に根気のいる作業です。

充填作業中の稲富先生と日本宇宙フォーラムの島岡さん

試料セルを覗き込む稲富先生

2008年6月 温度制御試験
バイコヌールへの輸送の際に種結晶が溶けないように、温度範囲を守る必要があります。 輸送用に準備した断熱箱で、外部気温の変化に耐えられるかの試験を行いました。

試験準備の様子

試験に用いたインキュベータ

2008年4月 NASAフェーズ3安全審査終了
国際宇宙ステーションで用いる機材は、安全かどうかを厳しくチェックされます。 本実験で用いる実験供試体について、最終の安全審査を受審し、問題ないとの判定をもらいました。

2008年3月 ODF(Operations Data File)ベーシック版作成
本実験の運用のために必要な手順書(ODF)の初版が作成されました。 これをもとに、宇宙飛行士や地上の管制員が作業を行います。 今後、徐々に詳細化します。

2008年3月 供試体完成!
IHIエアロスペースで開発した実験供試体のフライト品が、様々な試験・検査を経てJAXAに納入されました。 これから、このフライト品を用いた最終試験を行います。

2007年 さまざまな試験を実施しました。

振動試験

気密試験

オフガス試験

機能試験
供試体をSCOFに搭載した様子

供試体内部のガス置換作業


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