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流体現象研究
振動流の概念図 |
(a) 3次元流速測定 3次元流速測定は、液柱内に分散させたトレーサの動きをCCDカメラにより観察し、液体の各部分における流れの方向、速さを3次元的に知る方法です。 観察に3つのCCDカメラを用いることにより、トレーサの動きを精度よくとらえることができます。 |
(b) 超音波流速測定 ある速度を持った物体から発せられる音や、反射して帰ってくる音は、その速度によって波長が変化します(ドップラー効果)。 超音波流速測定ではこの原理を利用して、液柱内のトレーサの速度を求め、液体の動きをつかみます。 |
(c) 表面流速測定(フォトクロミック法) フォトクロミック法による表面流速測定では、紫外線レーザの照射により生じた発色部の移動速度を計測することから、トレーサ法で求めるのは難しい液柱表面部の流速を算出します。 液体には測定のための染料を予め混入しておきます。 |
(d) 表面温度計測(赤外放射温度計画像) マランゴニ対流発生の源である液柱表面の温度分布を、赤外放射温度計を用いて測定します。赤外放射温度計は、物質から放出される熱赤外線波長や強度が温度により変化することを利用して、温度分布を画像の形で表します。 取得されたデータは熱電対による液柱内の温度計測結果と合わせ評価します。 | |
流体物理実験装置の観察系 |
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フローティングゾーン 法の概念図 |