STS-126ミッションでは4回の船外活動が予定されています。
各船外活動は、2名の船外活動クルーで行います。STS-126ミッションでは、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、スティーブ・ボーエン、ロバート・キンブロー宇宙飛行士の3名が船外活動クルーに任命されており、2名ずつ交代で各船外活動を実施します。
第1回船外活動
実施日:飛行5日目
担当:ハイディマリー・ステファニション・パイパー、スティーブ・ボーエン両宇宙飛行士
主な実施内容:
- 使用済みの窒素タンク(Nitrogen Tank Assembly: NTA)の回収
- フレックス・ホース・ロータリ・カプラ(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)の船外保管プラットフォーム3(External Stowage Platform: ESP-3)への保管
- 「きぼう」日本実験棟船内実験室の船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)の多層断熱材(Multi-Layered Insulation: MLI)カバー取外し
- 右舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)関連の作業
第2回船外活動
実施日:飛行7日目
担当:ハイディマリー・ステファニション・パイパー、ロバート・キンブロー両宇宙飛行士
主な実施内容:
- CETA(Crew and Equipment Translation Aid)カートの移動
- 国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)のエンドエフェクタ(把持手)の潤滑作業
- 右舷側の太陽電池パドル回転機構(SARJ)関連の作業
第3回船外活動
実施日:飛行9日目
担当:ハイディマリー・ステファニション・パイパー、スティーブ・ボーエン両宇宙飛行士
主な実施内容:
- 右舷側の太陽電池パドル回転機構(SARJ)関連の作業
第4回船外活動
実施日:飛行11日目
担当:スティーブ・ボーエン、ロバート・キンブロー両宇宙飛行士
主な実施内容:
- 左舷側の太陽電池パドル回転機構(SARJ)の潤滑作業
- 「きぼう」関連の作業
- 宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)関連の作業
- ISSラジエータ、およびモービルトランスポータ(台車:MT)のTrailing Umbilical System(TUS)ケーブルの撮影