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2011年5月17日(火) 午後10時30分(米国中部夏時間)
2011年5月18日(水) 午後0時30分(日本時間)
本日、STS-134ミッションのコマンダーであるマーク・ケリーは、スペースシャトル「エンデバー号」を操縦して、エンデバー号最後の国際宇宙ステーション(ISS)へのランデブ/ドッキング運用を行う予定です。ISSクルーの歓迎を受けた後、両機のクルーは共同して、予備品を載せたエクスプレス補給キャリア3(Express Logistics Carrier3: ELC-3)をISSのトラスに設置する予定です。
エンデバー号のクルーは、米国中部夏時間5月17日午後9時56分(日本時間5月18日午前11時56分)に、米国ロックバンドのトレインによる「ドロップス・オブ・ジュピター」で起床しました。この曲はパイロットのグレゴリーH.ジョンソンのためにかけられました。ジョンソンは、スペースシャトルのランデブ/ドッキング運用の際にケリーの支援を行う予定です。
ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のグレゴリー・シャミトフ、アンドリュー・フューステル、マイケル・フィンク、ロベルト・ビットーリを含むエンデバー号のクルーは、前日は、ランデブ運用の際に彼らが使用する機器類の点検、ケリーがスペースシャトルをドッキングさせる与圧結合アダプタ2(Pressurized Mating Adapter 2: PMA-2)との位置決めを行うためのカメラの設置、ドッキング時の衝撃を吸収するオービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)の伸展などの作業を行って過ごしました。さらにクルーは2回の軌道制御噴射を行いISSへの軌道を調整しました。
ランデブ運用は5月17日午後11時36分(同5月18日午後1時36分)に再開する予定です。5月18日午前2時37分(同5月18日午後4時37分)にTIバーンと呼ばれる最後の軌道調整噴射を実施し、ランデブ運用の最終フェーズを開始する予定です。
ケリーは、ISSへの最終接近を実施する前に、ISSの下方600フィート(約183m)の位置でエンデバー号をゆっくりと後方に1回転させます。その間に、ISS第27次長期滞在クルーのコマンダーであるドミトリー・コンドラティェフ、フライトエンジニアのパオロ・ネスポリおよびキャスリン・コールマンは、スペースシャトルの熱防護タイルの写真を約500枚撮影します。その後スペースシャトルはISSの前方へと移動し、そこからISSのドッキングポートへとさがって接近します。
ISSへのドッキングは5月18日午前5時16分(同5月18日午後7時16分)に予定されています。両機の結合がしっかりと固定され船内の均圧化が行われると、5月18日午前7時36分(同5月18日午後9時36分)に両機のクルーはハッチを開け、ロボットアーム運用やミッションの4回の船外活動に向けて共同作業を開始します。
最初のロボットアーム運用は、ロボットアームによるELC-3の受け渡し作業となります。スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)で把持したELC-3をISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)に受け渡し、その後ELC-3をISSの左舷側のトラス上に設置します。翌日には、宇宙飛行士らはアルファ磁気スペクトロメータ(Alpha Magnetic Spectrometer: AMS-02)をその反対側の右舷側のトラス上に設置する予定です。
MSのフィンクとフューステルは、ミッションの船外活動で使用する宇宙服を「クエスト」(エアロック)に移送する予定です。第1回目の船外活動は5月20日に実施する予定です。
第27次長期滞在クルーのロナルド・ギャレンは睡眠時間をスペースシャトルクルーの睡眠時間に合わせています。コンドラティェフ、コールマンおよびネスポリは、スペースシャトルのミッションを支援すると同時に、5月23日に予定されている、ソユーズ宇宙船(25S)による彼ら自身のISSからの分離および地上への帰還に向けて準備を行う予定です。コンドラティェフはISSを離れる前に、アンドレイ・ボリシェンコとISSコマンダーを交代します。ボリシェンコは、アレクサンダー・サマクチャイエフおよびギャレンと共に、第28次長期滞在クルーがISSに到着する6月9日まで、3名体制でISSに滞在する予定です。
次回のSTS-134ミッションステータスレポートは5月18日午後1時56分(同5月19日午前3時36分)のクルーの就寝開始前、または新規イベントがあれば発行します。
出典:STS-134 MCC Status Report #04(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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