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国際宇宙ステーション

STS-133 NASAステータスレポート#07

最終更新日:2011年2月28日
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2011年2月27日(日) 午後4時00分(米国中部標準時間)
2011年2月28日(月) 午前7時00分(日本時間)

スペースシャトルのクルーは、2月27日は1日の大半をスペースシャトル「ディスカバリー号」と国際宇宙ステーション(ISS)間での機器類や補給品の移送作業とロボティクス運用、2月28日に予定されている6時間半の船外活動の準備作業を行って忙しく過ごしました。

移送作業は午前中に開始されました。約2,000ポンド(907kg)の物資が、ディスカバリー号のミッドデッキに搭載されてISSに運ばれました。そしてISSからは2,600ポンド(1,179kg)の物品をスペースシャトルで地上に回収する予定です。

コマンダーのスティーブン・リンゼイ、パイロットのエリック・ボー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.、スティーブ・ボーエン、マイケル・バラット、ニコール・ストットらスペースシャトルのクルーがSTS-133ミッションの初めに予定している作業のひとつにロボティクス運用があります。バラットとストットはISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作し、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)をディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)の右端から取り出しました。

スペースシャトルのISSドッキング中は、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)でOBSSを把持することができないため、OBSSはSSRMSにより取り出され、SRMSに受け渡されました。SRMSは、OBSSを把持した状態で、スペースシャトルの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の詳細検査が必要かどうかの判断を待ちました。

スペースシャトルがISSにドッキングする前に損傷の有無を確認するため、ディスカバリー号が後方に一回転している間にISSフライトエンジニアのパオロ・ネスポリおよびキャスリン・コールマンが撮影した302枚の耐熱シールドの写真(155枚が800mmレンズで撮影した写真、147枚が400mmレンズで撮影した写真)について専門家は画像解析を終了しました。2月27日に開催された会議で、ミッション・マネージメント・チームは、スペースシャトルの耐熱シールドの詳細検査は必要ないと判断しました。

船外活動を担当するドルーとボーエンは、2月28日の船外活動に備えて道具類を組み立てました。スペースシャトルのクルー全員と、ISSコマンダーのスコット・ケリーおよびネスポリは、約1時間の船外活動手順確認を行う予定です。船外活動クルーは、米国中部標準時間2月27日午後8時(日本時間2月28日午前11時)から気圧を低くした「クエスト」(エアロック)内で、通常のキャンプアウトを開始する予定です。

スペースシャトルのクルー、ケリーおよびコールマンは、午後はThe Weather Channel、 ボストンのWBZ Radio、アトランタのWSB-TV、フロリダタンパのWTVT-TVの記者のインタビューに応じました。

次回のSTS-133ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。クルーは2月28日午前5時23分(同2月28日午後8時23分)に起床する予定です。

出典:STS-133 MCC Status Report #07(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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