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国際宇宙ステーション

STS-132 NASAステータスレポート#17

最終更新日:2010年5月23日
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2010年5月22日(土) 午前10時00分(米国中部夏時間)
2010年5月23日(日) 午前0時00分(日本時間)

スペースシャトル「アトランティス号」の宇宙飛行士は、7日間以上にわたる国際宇宙ステーション(ISS)での共同運用を終えて5月23日にISSから出発します。5月22日は、その準備として、スペースシャトルとISS間で機器類や補給品の移送を行いました。

1台375ポンド(約170 kg)の新しいバッテリ6台を搭載してISSまで運んだ曝露機器輸送用キャリア(Integrated Cargo Carrier-Vertical Light Deployable: ICC-VLD)は、ISSの古いバッテリを搭載した状態でスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に格納されました。これらのバッテリは、5月19日と5月21日に実施された第2回および第3回船外活動で交換されました。ICC-VLDは、米国中部夏時間5月22日午前4時50分(日本時間5月22日午後6時50分)頃に、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)内のラッチ機構に固定されました。

その後、ISSのキューポラからISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作していたミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のピアース・セラーズとギャレット・リーズマンは、SSRMSによるICC-VLDの把持を解除しました。彼らはSSRMSを停止姿勢にして、アトランティス号によるSTS-132ミッションでのロボットアーム運用を終了しました。

アトランティス号のクルーとISSのフライトエンジニアであるトレーシー・カードウェルは、5月22日午前6時40分(同5月22日午後8時40分)頃から約20分間にわたり、NASA Explorer Schoolプロジェクトに参加する12校の生徒達からビデオで寄せられた質問に答えました。NASAとNASA Explorer Schoolプロジェクト参加校の3年間の提携は、生徒達の、科学、テクノロジー、そして数学への興味を高めることを目的としています。

何名かのクルーは、午前中いっぱいを、出発の準備と物資の移送作業を行って過ごしました。移送作業の大半は、アトランティス号のミッドデッキとISSの間で物品を運ぶ作業でした。昼食のために1時間ほど作業を離れ、その後早めに午後の作業を1~2時間行った後で、クルーは3時間ほどの自由時間をとりました。

5月23日、クルーのお別れとハッチ閉鎖は、午前7時(同5月23日午後9時)過ぎから開始される予定です。ISSからの分離は5月23日午前10時22分(同5月24日午前0時22分)に予定されています。

次回のSTS-132ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-132 MCC Status Report #17(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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