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2010年4月14日(水) 午後11時30分(米国中部夏時間)
2010年4月15日(木) 午後1時30分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」の7人のクルーは本日、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)の最後の移送物資を降ろし、レオナルドをスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に戻す準備として、「ハーモニー」(第2結合部)との間のハッチを閉鎖する作業から開始しました。
米国中部夏時間4月14日午後11時21分(日本時間4月15日午後1時21分)に、ミッションコントロールセンターは松田聖子の“瑠璃色の地球”をかけてクルーを起こしました。この曲は、物資移送責任者(ロードマスター)として本ミッションの荷物の積み卸し作業を取り仕切った山崎直子のためにかけられました。
前夜に、国際宇宙ステーション(ISS)とスペースシャトルのミッションマネージャは、バルブが故障している窒素タンク(Nitrogen Tank Assembly: NTA)を交換するための4回目の船外活動は必要がないことで同意しました。地上のISSチームは、ISSは現在の状態のままでもしばらくの間は運用が可能であると判断しました。チームは閉じたままになっているバルブの問題解決作業を継続し、並行して今後NTAの交換が必要となった場合の選択肢を見定めています。
NTAの閉じたままのバルブは、本ミッションの3回の船外活動でISSに取り付けた新しいアンモニアタンク(Ammonia Tank Assembly: ATA)を加圧するために必要です。ラジエータにアンモニアを循環させて、ISSの電気系統で発生した熱をそこから放熱します。
地上のチームは、太陽ベータ角が高い状態では、新しいATA内のアンモニアが熱膨張するため、窒素ガス無しでシステムを循環させた場合、ラジエータの容積を超えてしまうのではないかと懸念していました。太陽とISSの軌道面との角度であるベータ角が大きくなると、高温になります。
4月15日午前7時41分(同4月15日午後9時41分)に、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)の山崎とステファニー・ウィルソンは、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を使って、レオナルドをスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に戻す予定です。レオナルドが補給品や機器をISSに運ぶのは、今回で7回目になります。次回は、9月にSTS-133のクルーとともにISSに戻り、ISSに取り付けられてそのまま残される予定です。
クルーは4月15日午後3時21分(同4月15日午前5時21分)に就寝する予定です。次回のSTS-131ステータスレポートは、クルーの就寝後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-131 MCC Status Report #21(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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