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国際宇宙ステーション

STS-130 NASAステータスレポート#17

最終更新日:2010年2月17日
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2010年2月16日(火) 午前5時00分(米国中部標準時間)
2010年2月16日(火) 午後8時00分(日本時間)

本日、クルーは、国際宇宙ステーション(ISS)の新しいユニットであるキューポラと与圧結合アダプタ3(Pressurized Mating Adapter: PMA-3)の設置位置を交換する作業を終えて、「トランクウィリティー」(第3結合部)とキューポラの整備作業を引き続き行い、また第3回船外活動の準備を行いました。

PMA-3は、本日の早い時間に、「ハーモニー」(第2結合部)上の仮設置場所から、打上げ時にキューポラが取り付けられていたトランクウィリティーの端の位置に移設されました。ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のロバート・ベンケンとニコラス・パトリックが、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作してPMA-3を移動させました。一方、ISSのコマンダーのジェフリー・ウィリアムズとフライトエンジニアの野口聡一が、ラッチとボルトを動かし、PMA-3は、米国中部標準時間2月15日午後8時28分(日本時間2月16日午前11時28分)にトランクウィリティーの共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)に結合されました。

パトリックとベンケンは、2月16日夜に開始予定の船外活動で、PMA-3とトランクウィリティーの間のヒータケーブルとデータケーブルの接続を行う予定です。本日、ふたりは、船内活動担当(intravehicular officer)のスティーブン・ロビンソン、およびスペースシャトル「エンデバー号」のコマンダーのジョージ・ザムカ、パイロットのテリー・バーツ、ISSのフライトエンジニアのティモシー・クリーマーとともに、本ミッション中最後となるこの船外活動の手順を確認しました。

ベンケンとパトリックは、2月16日午前5時40分(同2月16日午後8時40分)から、「クエスト」(エアロック)でのキャンプアウトを開始する予定です。エアロック内の気圧を10.2 psi(約0.7気圧)まで下げて行うこの手順は、ふたりの血中の窒素濃度を下げ、減圧症の危険性を下げることを目的としています。

第3回船外活動は、2月16日午後8時09分(同2月17日午前11時09分)に開始し、6時間30分行われる予定です。ベンケンとパトリックは、ふたつ目のアンモニア冷却配管を開放して、冷却用の液体アンモニアをトランクウィリティーに循環させる予定です。また一時的に接続されていた電力ケーブルを取り外す予定です。またキューポラの7枚の窓から多層断熱材(Multi-Layered Insulation: MLI)カバーを取り外し、さらに打上げ時にデブリ防護用のシャッターを固定していたボルトを取り外して、クルーが内側からシャッターを開けられるようにする予定です。

新しく設置された改良型エクササイズ装置(Advanced Resistive Exercise Device: ARED)は、ウィリアムズが試験的に使用したところ、すべて順調のようでした。地上の専門家は、結果の分析を続けています。

自由時間を数時間とった後、エンデバー号のクルーは2月16日午前7時14分(同2月16日午後10時14分)に就寝する予定です。次回のSTS-130ステータスレポートは、2月16日午後3時14分(同2月17日午前6時14分)のクルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-130 MCC Status Report #17(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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