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国際宇宙ステーション

STS-130 NASAステータスレポート#09

最終更新日:2010年2月13日
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2010年2月12日(金) 午前3時30分(米国中部標準時間)
2010年2月12日(金) 午後6時30分(日本時間)

宇宙飛行士らは2月12日未明に、2,600立方フィート(約74 m3)の空間を国際宇宙ステーション(ISS)に追加しました。この作業では、ロボットアームを操作する宇宙飛行士と、船外活動を行う宇宙飛行士がその技能を結集して、イタリアで製造された「トランクウィリティー」(第3結合部)を結合しました。

トランクウィリティーは米国中部標準時間2月12日午前0時20分(日本時間2月12日午後3時20分)に、シンガポール西方のインド洋上空で設置されました。ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のキャスリン・ハイヤとパイロットのテリー・バーツは、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して、トランクウィリティーをスペースシャトル「エンデバー号」のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、打上げから10年以上経過した「ユニティ」(第1結合部)左舷側に取り付けました。トランクウィリティーは遠隔操作による16個のボルトで所定位置に固定されました。

船外活動担当のロバート・ベンケンとニコラス・パトリックは、2月11日午後8時17分(同2月12日午前11時17分)に「クエスト」(エアロック)を出て、すぐに新しいモジュールをペイロードベイ(貨物室)からISSに移動させる準備を始めました。MSのスティーブン・ロビンソンは、2月12日午前2時49分(同2月12日午後5時49分)に終了した6時間32分の船外活動の調整を担当しました。ベンケンとパトリックは、SSRMSの操作を行うハイヤとバーツがトランクウィリティーを慎重に所定の位置へと動かすのを待つ間、軌道上交換ユニット仮置き場(ORU Temporary Platform: OTP)を、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)からISSのトラスに移設しました。

トランクウィリティーがユニティに構造的に結合されると、船外活動担当のふたりは、新しいモジュールをISSのシステムとつなぐための、ヒータケーブルとアビオニクスケーブル(電力・データ供給配線)を接続しました。また、断熱カバーとアンモニア冷却配管を仮設置しました。これらは、2月13日夜に開始する第2回船外活動中に、トランクウィリティーをISSの外部能動熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)に接続するために使われる予定です。観測場所として使用されるキューポラは、2月14日にトランクウィリティーの端から地球側の結合機構へ移設される予定です。

船外活動が終了すると、ミッションコントロールセンターから、全てのデータとヒータの接続状態は良好であり、またトランクウィリティーとユニティの間の連結部の初期のリークチェック(気密点検)が完了したことが報告されました。

ISS内では、ISSコマンダーのジェフリー・ウィリアムズが2月10日に新しい蒸留装置(Distillation Assembly: DA)と流体制御ポンプ機器を取り付けたのを受けて、最初の尿の再生処理が開始されました。飛行管制官は、ISSの水再生システム(Water Recovery System: WRS)の稼働状況をモニタし、引き続き問題を解決するために、尿と飲用水の両方のサンプルを地上に持ち帰る準備を行っています。WRSは、専門家がその性能に問題がないと判断すれば、「デスティニー」(米国実験棟)からトランクウィリティーに移設される予定です。

クルーは、2月12日午前7時14分(同2月12日午後10時14分)に就寝し、2月12日午後3時14分(同2月13日午前6時14分)に起床する予定です。次回のSTS-130ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-130 MCC Status Report #09(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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