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2009年9月6日(日) 午前1時30分(米国中部夏時間)
2009年9月6日(日) 午後3時30分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは、STS-128ミッション期間中に国際宇宙ステーション(ISS)の船外で行う作業をすべて終了しました。
ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のジョン・オリーバスとクリスター・フューゲルサングは、9月5日に本ミッションの3回目で最後となる船外活動を実施し、ISSの外で7時間1分を過ごしました。これによって、今回のミッションの船外活動時間は合計20時間15分となりました。
ISS船内では、クルーが、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)とISSとを結合している共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の16個の固定ボルトのひとつを交換しました。このボルトは、今回のミッションの早い段階から、正常な働きをしていなかったものです。クルーはまた、ディスカバリー号の到着前に交換された酸素生成システム(Oxygen Generation System: OGS)のウォーターフィルタを開けて、フィルタが70~80%目詰まりしていることを確認しました。この検査の結果、フィルタを交換したことで、OGSの機能が完全に回復したという確信が高まりました。
今回のミッションでこれまでに実施した2回の船外活動と同様、オリーバスとフューゲルサングは予定されていた作業をすべて遂行しました。作業には、次のミッションで使用することになっている、ISSのトラス上のペイロード取付システム(Payload Attach System: PAS)の展開が含まれていました。彼らはまた、レートジャイロ・アセンブリ(Rate Gyro Assembly: RGA)と遠隔電力制御モジュール(Remote Power Controller Module: RPCM)の交換と、2基のGPSアンテナの取付け、「ユニティ」(第1結合部)のスライドワイヤの取外しを行いました。
ふたりは2本のアビオニクスケーブル(電力・データ供給配線)を接続することができませんでした。このケーブルは最終的には、ISSに運ばれる最後の米国のモジュールである「トランクウィリティー」(第3結合部)に接続される予定になっています。この2本のケーブルのうち1本のケーブルのコネクタが合わなかったため、ふたりはこのコネクタを絶縁材で覆い、今後行う船外活動までそのままにしておくことになりました。
船外活動の終盤に、フューゲルサングのヘルメットのTVカメラとヘッドライトが外れてしまいました。オリーバスは、フューゲルサングがこのシステムをテザーでとめる手助けをしました。ふたりは船内に戻った後、このラッチを点検する予定です。
今回のミッションの残りの作業は、ISSとディスカバリー号の船内で行われる予定です。明日は物資の移送作業のほか、休息時間と記者会見が予定されています。
ディスカバリー号のクルーは、米国中部夏時間9月6日午前2時30分(日本時間9月6日午後4時30分)頃に就寝し、9月6日午前10時29分(同9月7日午前0時29分)に起床する予定です。次回のSTS-128ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-128 MCC Status Report #17(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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