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2009年8月29日(土) 午後2時00分(米国中部夏時間)
2009年8月30日(日) 午前4時00分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは米国中部夏時間8月29日午後1時30分(日本時間8月30日午前3時30分)に起床し、13日間のミッションの最初の丸1日(となる2日目)の作業を始めました。7人のクルーは、熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の点検と、米国時間8月30日(同8月31日)に予定されている国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングの準備を中心に行う予定です。
夜の間に飛行管制チームは、オービタの機首の横に2つある前方の小型姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)のうち1つが、リークしていることを報告しました。この故障はドッキングや、ミッション中のほかの活動、再突入には影響ありませんが、クルーはマニホールドを閉じて、ふたつの前方スラスタを遮断し、ミッションの残りの期間は使用を停止する予定です。
ジーン・オートリーの“Back in the Saddle Again”が、スペースシャトルのコマンダーのフレドリック・スターカウのためのウェイクアップコールとしてかけられました。スターカウは、パイロットのケビン・フォードとともに、本日の最初の仕事として、ディスカバリー号の進路をISSに向けるために軌道制御システム(Orbital Maneuvering System: OMS)のエンジン噴射を行う予定です。2回目の噴射は、本日後半に行われる予定です。
ケビン・フォードは、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のパトリック・フォレスターとホセ・ヘルナンデスとともに、ディスカバリー号のTPSの点検を行う予定です。スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)と専用カメラを使って、十分に確立された手順に従い、オービタの翼前縁部とノーズキャップの詳細な映像を撮影する予定です。この映像は、打上げによる損傷がないことを確かめるために、専門家が詳細に評価します。
クルーのジョン・オリーバス、クリスター・フューゲルサング、ニコール・ストットは、ミッション中に3回予定されている船外活動で使用する宇宙服の点検を行い、宇宙服をISSへ移送する準備をする予定です。
本日後半にクルーは、センターラインカメラの設置と、オービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)のドッキングリングの伸展を行い、米国時間8月30日(同8月31日)のISSへの接近とドッキングに使用するほかの装置の点検を行う予定です。
ISSでは、第20次長期滞在クルーのコマンダーのゲナディ・パダルカ、フライトエンジニアのマイケル・バラット、ティモシー・コプラ、ロマン・ロマネンコ、カナダ宇宙庁(CSA)のロバート・サースク、欧州宇宙機関(ESA)のフランク・デヴィンが、ディスカバリー号のクルー到着の準備として、スペースシャトルがISSに接近しR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)を行う際にスペースシャトルのTPSの状態を記録するための、撮影手順の確認を行う予定です。
ディスカバリー号のクルーは、8月30日午前4時30分(同8月30日午後6時30分)に就寝する予定です。
次回のSTS-128ステータスレポートは、クルーの就寝前、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-128 MCC Status Report #02(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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