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国際宇宙ステーション

STS-127 NASAステータスレポート#07

最終更新日:2009年7月19日
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2009年7月18日(土) 午後9時00分(米国中部夏時間)
2009年7月19日(日) 午前11時00分(日本時間)

本日、スペースシャトル「エンデバー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、複合的な作業計画のもとに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「きぼう」日本実験棟船内実験室へ船外実験プラットフォームを取り付ける本ミッションの最優先作業を行うとともに、5回計画されているうちの第1回目の船外活動を終了しました。

本日早くにスペースシャトルのマネージャたちは、スペースシャトルの耐熱シールドの詳細検査は必要ないことをエンデバー号のクルーに通知しました。

通信系統のトラブルにもかかわらず、デイヴィッド・ウルフとティモシー・コプラは5時間32分におよぶ船外活動で、優先事項となっていた全ての作業を終了させました。STS-127の第1船外活動の担当であるウルフとISSの第20次長期滞在クルーの新たなメンバーとなったコプラは、7月18日午前11時19分(同7月19日午前1時19分)に宇宙服の電源をバッテリ供給に切り替え、船外活動を開始しました。船外活動は午後4時51分(同7月19日午前6時51分)に終了しました。

船外実験プラットフォームはISS船外の新しい構成要素で、宇宙の極限環境で曝露実験が行われる予定です。船外実験プラットフォームの取付けは、スペースシャトルのコマンダーであるマーク・ポランスキーとミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のジュリー・パイエットがスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)を操作し、パイロットのダグラス・ハーリーとMSの若田光一がISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して実施されました。

船外活動を担当するウルフとコプラは、まず船外実験プラットフォームの取付けに備え、「きぼう」船内実験室と船外実験プラットフォームの船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)の準備を開始しました。さらにふたりは、2009年3月のSTS-119ミッションで展開に失敗したP3トラスで曝露機器結合システム(Unpressurized Cargo Carrier Attach System: UCCAS)を展開させました。UCCASは今後、ISS船外に機材や補給品を保管するのに使われる予定です。

数回のロボットアームによる受け渡しを経て、船外実験プラットフォームは午後6時29分(同7月19日午前8時29分)に「きぼう」船内実験室に構造的に取り付けられました。取付けでは3種類のロボットアームが使用されました。SSRMSとSRMSが、エンデバー号のペイロードベイ(貨物室)から船外実験プラットフォームを「きぼう」の位置まで移動させ、「きぼう」のロボットアームが取付け作業の監視に使われました。

ISSのクルーは7月18日午後9時(同7月19日午前11時)頃就寝する予定で、スペースシャトルのクルーは約30分遅く7月18日午後9時33分(同7月19日午前11時33分)頃に就寝する予定です。起床は7月19日午前5時33分(同7月19日午後7時33分)の予定です。

次回のSTS-127ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-127 MCC Status Report #07(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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