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2009年7月17日(金) 午後6時00分(米国中部夏時間)
2009年7月18日(土) 午前8時00分(日本時間)
「きぼう」日本実験棟の最後の構成要素と第20次長期滞在クルーの新たなメンバーを乗せたスペースシャトル「エンデバー号」は、米国中部夏時間7月17日午後0時47分(日本時間7月18日午前2時47分)に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしました。
ISSとエンデバー号両機がオーストラリアの北部沿岸上空220マイル(約354km)を飛行中に、エンデバー号のコマンダーであるマーク・ポランスキーは、スペースシャトルをドッキングに向けて誘導しました。ISSとの距離が600フィート(約183m)位置で、ポランスキーはエンデバー号の機体を縦方向に360度回転させるR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)を行ないました。これによりISSの第20次長期滞在クルーのコマンダーであるゲナディ・パダルカとフライトエンジニアのマイケル・バラットは、画像解析の専門家がエンデバー号の耐熱シールドが良好な状態にあるか評価検討するための写真を撮影できるようになりました。
スペースシャトルとISSのクルーは、7月17日午後2時48分(同7月18日午前4時48分)にハッチを開けて挨拶を交わし、1週間以上におよぶ共同運用を開始しました。
クルーの最初の大きな任務は、ISS長期滞在クルーである若田光一とNASAの宇宙飛行士であるティモシー・コプラの交代でした。コプラ専用のソユーズ宇宙船シートライナーの取付けが完了した時点で正式に交代しました。この7月17日午後4時22分(同7月18日午前6時22分)の交代により、正式にコプラは第20次長期滞在クルーのフライトエンジニアとなり、若田はスペースシャトルのミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)となりました。
7月18日、MSのデイヴィッド・ウルフとコプラが第1回船外活動を行う中、本ミッションの主要な目的である「きぼう」船外実験プラットフォームの取付け作業が実施される予定です。
7月18日の船外活動の準備のため、今晩、ウルフとコプラはISSの「クエスト」(エアロック)内で一晩を過ごす予定です。6時間30分におよぶ船外活動に身体を備えるため、2人は気圧を低くした環境で一晩過ごす“キャンプアウト”を行う予定です。
就寝前の7月17日午後7時27分(同7月18日午前9時27分)に、宇宙デブリの影響を確実に回避するために、ISSのわずかなリブースト(軌道上昇)が行われる予定です。この作業はエンデバー号の小型のバーニア・スラスタを約15分間噴射して、スペースシャトルとISSの速度を秒速約0.8m上げる予定です。
ISSのクルーは7月17日午後9時30分(同7月18日午前11時30分)に就寝し、スペースシャトルのクルーは30分遅い7月17日午後10時(同7月18日午後0時)に就寝する予定です。起床は7月18日午前6時03分(同7月18日午後8時03分)の予定です。
次回のSTS-127ステータスレポートはクルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-127 MCC Status Report #05(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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