このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。
<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
2008年11月18日(火) 午前9時00分(米国中部標準時間)
2008年11月19日(水) 午前0時00分(日本時間)
本日の国際宇宙ステーション(ISS)で行う最も注目すべき作業は、STS-126ミッションで計画されている4回のうちの第1回目の船外活動となります。
STS-126ミッションコマンダーのクリストファー・ファーガソン、パイロットのエリック・ボー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のドナルド・ペティット、スティーブ・ボーエン、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、ロバート・キンブロー、およびグレゴリー・シャミトフら、スペースシャトル「エンデバー号」のクルーの作業のほとんどは、船外活動と、ISSとエンデバー号間の物資移送に関連する作業となる予定です。
エンデバー号のクルーは、米国中部標準時間11月18日午前7時55分(日本時間11月18日午後10時55分)に、キンブローのためにかけられたウェイクアップコール、U2の“City of Blinding Lights”で起床しました。
パイパーは赤のストライプが入った宇宙服、ボーエンはすべて白色の宇宙服を装着し、11月18日午後0時45分(同11月19日午前3時45分)に「クエスト」(エアロック)から船外に出て、6時間半にわたる船外活動を実施する予定です。パイパーとボーエンによる第1回船外活動では、後の3回の船外活動の作業と同様、ISSの太陽電池パドル回転機構(Solar Array Rotary Joint: SARJ)の作業が中心となる予定です。
SARJは、240フィート(約73m)の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を、常に太陽の方向に向けることで電力を最大限に発電させるための回転機構です。昨年2007年に、地上の飛行管制官が、右舷側のSARJの電力消費の増大に気がつき、その後使用が制限されてきました。左舷側のSARJは問題なく稼動していますが、今回の4回目の船外活動では左舷側SARJの潤滑作業も行われる予定です。
本日の船外活動では、ISSの船外保管プラットフォーム3(External Stowage Platform: ESP-3)に保管してあった、使用済みの窒素タンク(Nitrogen Tank Assembly: NTA)をスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に回収する作業と、ペイロードベイ(貨物室)に搭載して運んできた、予備品のフレックス・ホース・ロータリ・カプラ(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)をESP-3に保管する作業も行われる予定です。さらに、「きぼう」日本実験棟船内実験室の多層断熱材(Multi-Layered Insulation: MLI)カバーを取り外す作業も行われる予定です。
第2回および第3回船外活動を担当するキンブローは、第1回船外活動では、船内から船外活動クルーを指揮する予定です。ペティットと第18次長期滞在クルーのサンドラ・マグナスは、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して船外活動を支援する予定です。ボーも船内から船外活動の支援を行う予定です。
シャミトフとファーガソンは、クエスト内で船外活動の準備を手伝う予定です。昨夜、船外活動クルーは、減圧症対策として血中の窒素を排出するために、クエストの減圧された環境で一晩を過ごしました。ISSコマンダーのマイケル・フィンクと、その他のクルーらは、物資の移送作業を行う予定です。
エンデバー号のクルーは本日11時55分(同11月19日午後2時55分)に就寝し、11月19日午前7時55分(同11月19日午後10時55分)に起床する予定です。次回のステータスレポートは、クルー就寝後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-126 MCC Status Report #08(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |