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2008年6月1日(日) 午前7時00分(米国中部夏時間)
2008年6月1日(日) 午後9時00分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」の7人のクルーは、今朝The Moody Bluesの“Your Wildest Dreams”で目を覚まし、宇宙で丸1日を過ごす最初の1日を開始しました。この曲はパイロットのケネス・ハムのためにかけられました。
ディスカバリー号の搭乗クルーは、コマンダーのマーク・ケリー、ハム、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のカレン・ナイバーグ、ロナルド・ギャレン、マイケル・フォッサム、グレゴリー・シャミトフ、および日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士である星出彰彦です。
本日の主要な活動は、ディスカバリー号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の点検です。今回の点検は、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)のエンドエフェクタ(把持手)・カメラを使用する、限られたものとなる予定です。通常であれば、この点検はSRMSの先端にセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を取り付けて行われます。しかし、「きぼう」日本実験棟の大きさの関係で、ディスカバリー号にOBSSを搭載できないため、前回のSTS-123ミッションで、スペースシャトル「エンデバー号」は、検査完了後、OBSSを国際宇宙ステーション(ISS)に残してきました。ディスカバリー号はこのOBSSを回収し、飛行7日目にこれを使ってより詳細な検査を行う予定です。その後、ディスカバリー号は帰還時に、このOBSSを地上に持ち帰る予定です。
本日、ディスカバリー号のクルーは、STS-124ミッションで実施予定の船外活動に使用する装備の点検を行う予定です。また、ディスカバリー号がISSに接近しドッキングする際に使用する、センターライン・カメラを取り付ける予定です。さらに、オービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)のドッキングリングを伸展させ、ディスカバリー号の軌道制御システム(Orbital Maneuvering System: OMS)ポッドの検査も行う予定です。
ディスカバリー号の打上げ時に、左舷OMSのジンバル・アクチュエータの冗長系の電子機器が故障しました。このOMSエンジンは使用可能ですが、固定位置に投入されました。これによるミッションへの影響はありません。ディスカバリー号は軌道到達後に、ISSへの接近に向けた微調整のための一連のOMS噴射を行い、すべて正常に完了しました。飛行管制官は、この故障が機械的な問題なのか、あるいは計測上の問題なのかを特定するために検査を続ける予定です。
次回のSTS-124ステータスレポートは、クルーの就寝前、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-124 MCC Status Report #02(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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