このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-123 NASAステータスレポート#19

最終更新日:2008年3月20日
« STS-123-18 | 一覧 | STS-123-20 »

2008年3月19日(水) 午後10時30分(米国中部夏時間)
2008年3月20日(木) 午後0時30分(日本時間)

本日午後、スペースシャトル「エンデバー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは世界各国の人々と会話し、また米国中部夏時間3月20日(日本時間3月21日)に予定されている、スペースシャトルの耐熱タイル補修技術を評価する第4回船外活動の準備をしました。

ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)の土井隆雄は、エンデバー号のコマンダーであるドミニク・ゴーリとISSのコマンダーであるペギー・ウィットソンとともに、日本の福田康夫首相と交信を行いました。福田首相は「きぼう」日本実験棟の最初の構成要素が無事ISSに取り付けられたことにお祝いを述べました。3人はまた、日本の生徒たちからの質問に答えました。その後、10名のクルー全員はCBS News、NBC News、およびニューハンプシャー州マンチェスターのWMUR-TVと、今回のフライトについて話をしました。

MSのロバート・ベンケンとマイケル・フォアマンは、第4回船外活動を指揮するリチャード・リネハンとともに、3月20日夜(同3月21日午前)の船外活動で使用する工具の設定を行いました。ベンケンとフォアマンは、あらかじめ損傷させておいた耐熱タイルにSTA-54と呼ばれるアブレータ(溶融材)を充填するために、タイル修理用耐熱材充填装置(Tile Repair Ablator Dispenser: T-RAD)というコーキングガンのような工具を使用する予定です。ベンケンとフォアマンはその後、充填したSTA-54を、先端に発泡フォームをつけた工具で平らにする予定です。これらの試験結果は地上に持ち帰られ、STA-54の宇宙環境での性能について、さらに詳細な試験が行われます。今年後半のハッブル宇宙望遠鏡の修理ミッションを前に、この実証試験は重要なものとされています。それは、この修理ミッションは、スペースシャトルが耐熱シールドに損傷を受けた場合にISSを「避難場所」にすることができないためです。

第4回船外活動で予定されている他の作業としては、ISSのトラスに設置されている故障した遠隔電力制御モジュール(Remote Power Controller Module: RPCM)の交換があり、この作業の中にはコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)-2の一時的な停止と再始動が含まれます。このRPCMの交換は、CMG-2およびCMG-3への冗長電力の供給を回復するのに必要です。

ベンケンとフォアマンは、3月20日午後5時28分(同3月21日午前7時28分)に開始し、6時間半にわたって実施する予定の、第4回船外活動の手順を確認しました。ふたりは、体内からの窒素の排出を促すために、「クエスト」(エアロック)内で一晩を過ごす、所定の手順である“キャンプアウト”を行う予定です。

本ミッション最後となる第5回船外活動は3月22日(同3月23日)に予定されており、スペースシャトルのセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)をISSに移動させます。これは、2008年5月にスペースシャトル「ディスカバリー号」でISSに運ばれる予定の「きぼう」船内実験室が大きく、ディスカバリー号にOBSSを搭載できないために行われます。ディスカバリー号のクルーは、船内実験室を取り付けた後に、エンデバー号が置いていったOBSSをISSから取り外して、耐熱タイルの検査に使用し、地上に持ち帰る予定です。

次回のSTS-123ステータスレポートはクルーの起床後の3月20日午後0時30分(同3月21日午前2時30分)頃、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-123 MCC Status Report #19(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約