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2008年3月15日(土) 午後4時00分(米国中部夏時間)
2008年3月16日(日) 午前6時00分(日本時間)
スペースシャトル「エンデバー号」のふたりのクルーが、まもなく国際宇宙ステーション(ISS)の外の宇宙に踏み出し、最新の「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の2本のアームを取り付ける作業を行う予定です。
米国中部夏時間3月15日午後2時28分(日本時間3月16日午前4時28分)、クルーは本日のウェイクアップコールであるホワイト・ストライプスの“We’re Going to be Friends”で起床しました。この曲はミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のロバート・ベンケンのためにかけられました。
本日の主な作業は、MSのリチャード・リネハンとマイケル・フォアマンによる船外活動となる予定です。ふたりは11フィート(約3.4m)のロボットアーム2本をカナダ宇宙庁(CSA)が開発した「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の本体に取り付ける予定です。このデクスターという名前は、カナダでのネーミングコンテストで決まったものです。
デクスターはカナダがISSに供給する3つのロボット要素の最後のひとつです。カナダアーム2と呼ばれる全長57フィート(約17.4m)のISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)と、SSRMSを載せてトラス上を移動させるモービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)と共に、デクスターはISSの移動式ロボットアームシステム(Mobile Servicing System: MSS)として機能します。デクスターはSSRMSに取り付けることも、また単独でMBSに載せて移動させ、小さなペイロードや科学実験装置の取付けや取外しの作業を行うこともできます。
デクスターの組立てを行う3回の船外活動のうち2回目となる本日の船外活動は、3月15日午後7時23分(同3月16日午前9時23分)に開始され、7時間5分にわたって行われる予定です。デクスターの組立て作業の大部分が本日の船外活動で行われる計画です。
フォアマンとリネハンがISSの外に出ている間、MSの土井隆雄は、ISSの最新モジュールである「きぼう」日本実験棟の船内保管室の内部で作業を行う予定です。船内保管室は宇宙航空研究開発機構(JAXA)のモジュール「きぼう」のひとつ目の構成要素です。JAXAの宇宙飛行士である土井は、3月15日午後5時30分(同3月16日午前7時30分)頃から船内保管室の整備を行う予定です。
次回のSTS-123ステータスレポートはクルーが就寝する前の3月16日午前6時(同3月16日午後8時)頃、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-123 MCC Status Report #10(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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