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2008年3月15日(土) 午前1時00分(米国中部夏時間)
2008年3月15日(土) 午後3時00分(日本時間)
米国中部夏時間3月14日午後8時23分(日本時間3月15日午前10時23分)、スペースシャトル「エンデバー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーたちは、ISSの新しいモジュールである「きぼう」日本実験棟の船内保管室へのハッチを開けました。新しくISSの一部となる船内保管室に最初に入室したのは、ISSのコマンダーであるペギー・ウィットソンとミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)の土井隆雄でした。この船内保管室は、3回に分けて打ち上げられる「きぼう」の構成要素のうち最初のものです。
また、クルーは本日、スペースシャトルのセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)からスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)に受け渡す作業も行いました。クルーは本ミッションの第5回船外活動でOBSSをISSのメイントラス上に収納する予定です。今回OBSSをISS上に残していくのは、次のSTS-124ミッションで、スペースシャトル「ディスカバリー号」によって打ち上げる「きぼう」の主要な構成物である船内実験室のサイズが大きいため、OBSSをディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に搭載できないという理由によるものです。OBSSはSTS-124ミッション終了時に地上に持ち帰る予定です。
スペースシャトルのミッション・マネジメント・チーム(MMT)は3月14日の午前に、エンデバー号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)は、3月26日に予定されている大気圏再突入に問題ないと判断しました。エンデバー号の耐熱シールドはきれいな状態であるため、詳細検査は必要ないとされました。
本日の終わり近く、ISSとエンデバー号のクルーたちは、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の電源供給ユニットが正しく機能していることを確かめるために、デクスターをSSRMSで把持しました。初期に行われた、デクスターが仮置きされている取外し可能型スペースラブパレット1(Spacelab Pallet-Deployable 1: SLP-D1)への修正されたソフトウェアによるコマンド送信を含めた原因究明作業では、電力の供給に関する問題は解決されませんでした。
3月14日午後8時59分(同3月15日午前10時59分)にSSRMSがデクスターを把持し、その数分後の午後9時10分(同午前11時10分)に電源の供給が確認されました。この成功により、3月15日午後7時23分(同3月16日午前9時23分)に開始予定の本ミッション中に計画されている5回のうち2回目の船外活動の準備が整いました。第2回船外活動はMSのリチャード・リネハンとマイケル・フォアマンが行う予定です。
リネハンとフォアマンは、デクスターのアームの組立て作業を行う船外活動に備え、今夜は「クエスト」(エアロック)内で就寝する予定です。
次回のSTS-123ステータスレポートは3月15日午後(同3月16日午前)のクルー起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-123 MCC Status Report #09(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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