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2008年2月11日(月) 午前5時30分(米国中部標準時間)
2008年2月11日(月) 午後8時30分(日本時間)
本日の最も重要な作業は、欧州宇宙機関(ESA)の「コロンバス」(欧州実験棟)の取付けと起動で、スペースシャトル「アトランティス号」のクルーと国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、本ミッションで予定されている3回の船外活動のうちの第1回目の準備を行っています。
本日の始まりは、米国中部標準時間2月11日午前3時46分(日本時間2月11日午後6時46分)でした。ウェイクアップコールはスティーブ・ミラーの“Fly Like An Eagle”で、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のリランド・メルヴィンのためにかけられました。この日メルヴィンは、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作して、コロンバスをアトランティス号のペイロードベイ(貨物室)から持ち上げる作業を行う予定になっています。
MSのレックス・ウォルハイムとスタンリー・ラブは、2月11日午前8時35分(同2月11日午後11時35分)に「クエスト」(エアロック)から出て、コロンバスを「ハーモニー」(第2結合部)に取り付けるための、約6時間30分にわたる船外活動を開始する予定です。ISSの船内では、メルヴィンがカナダアーム2を操作し、パイロットのアレン・ポインデクスターとMSのハンス・シュリーゲルが、ふたりの船外活動クルーの支援を行う予定です。
ウォルハイムとラブは、まずアトランティス号のペイロードベイ(貨物室)内に格納されているコロンバスに電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(Power and Data Grapple Fixture: PDGF)を取り付ける予定です。その後ふたりは、ISSのアンモニアを冷媒とする冷却装置を与圧するための大きな窒素タンクの交換準備を行う予定です。
その間に、メルヴィンはカナダアーム2を操作してコロンバスを把持し、ハーモニーの右舷側に移動させる予定です。コロンバスは電動ボルトで所定の位置に固定されます。コロンバスの取付けが完了するとすぐに、クルーは最初の空気漏れの点検を行う予定です。
コロンバスはESAがISSへ貢献していく礎となるものであり、宇宙で長期にわたって研究ができる、欧州初の実験施設です。
次回のSTS-122ステータスレポートは2月11日午後(同2月12日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-122 MCC Status Report #08(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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