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2009年3月25日(水) 午後8時00分(米国中部夏時間)
2009年3月26日(木) 午前10時00分(日本時間)
129日間の国際宇宙ステーション(ISS)滞在を終えたサンドラ・マグナス宇宙飛行士は、約10日間(訳注:実際は約8日間)ISSにドッキングしていたスペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーとともに、地上への帰還の途につきました。
10名のクルーは、米国中部夏時間3月25日午前11時53分(日本時間3月26日午前1時53分)に、お別れのために「ハーモニー」(第2結合部)に集まりました。ISSのコマンダーであるマイケル・フィンクは、非常に優れたミッションを行いISSの発電量を増強し、そして新しいISSクルー、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士である若田光一を送り届けてくれたことについて、ディスカバリー号クルーに感謝を述べました。ディスカバリー号のコマンダーであるリー・アーシャムボウの指揮の下、クルーがディスカバリー号に戻った後、午後0時59分(同3月26日午前2時59分)に、アーシャムボウとフィンクはISSとディスカバリー号の間のハッチを閉じました。
ディスカバリー号は、3月25日午後2時53分(同3月26日午前4時53分)にISSから分離し、バネの力によってISSの前方に押し出されました。ISSから400フィート(約122m)の距離で、パイロットのドミニク・アントネリはISSの回りを1周するフライアラウンドを行いました。これにより、ディスカバリー号のクルーとカメラは、完成したトラス構造と完全に展開した4番目の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の外観を初めてとらえることができました。
3月25日午後4時09分(同3月26日午前6時09分)、2回の分離噴射のうちの1回目が行われ、ディスカバリー号はISSから離れて地上への旅を始めました。最後の分離噴射は午後4時37分(同3月26日午前6時37分)に行われました。
STS-119のクルーが、最初の着陸機会である3月28日午後0時43分(同3月29日午前2時43分)に米国フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸すると、マグナスは134日間、ディスカバリー号のクルーはほぼ13日間を宇宙で過ごしたことになります。
明日3月26日、クルーは午前5時13分(同3月26日午後7時13分)に起床し、午前9時28分(同3月26日午後11時28分)頃から、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使って、ディスカバリー号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の後期点検を行う予定です。約5時間かけて点検を行なった後、午後2時43分(同3月27日午前4時43分)頃にOBSSとSRMSをディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に格納する予定です。
また、3月26日午前6時49分(同3月26日午後8時49分)には、第19次長期滞在クルーのコマンダーであるゲナディ・パダルカと、フライトエンジニアのマイケル・バラット、そして民間人として宇宙飛行に参加するチャールズ・シモニー氏が、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からソユーズ宇宙船で打ち上げられる予定です。3名は、ディスカバリー号がSTS-119ミッションを終了する3月28日にISSにドッキングする予定です。
次回のSTS-119ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-119 MCC Status Report #21(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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