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2007年8月18日(土) 午後5時30分(米国中部夏時間)
2007年8月19日(日) 午前7時30分(日本時間)
本日、ふたりの宇宙飛行士は、5時間にわたる船外活動を行い、スペースシャトル「エンデバー号」の最後の主要作業を終えました。船外活動中、船内にいる他のクルーは、当初の計画よりも早まり、現在8月19日に予定されている国際宇宙ステーション(ISS)からの分離に向けて準備作業を行いました。
ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のダフィッド(デイブ)・ウィリアムズとISSの第15次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるクレイトン・アンダーソンは、米国中部夏時間8月18日午前8時17分(日本時間8月18日午後10時17分)に「クエスト」(エアロック)から船外に出ました。計画よりも1日早い8月18日午後4時10分(同8月19日午前6時10分)にスペースシャトルとISS間のハッチを閉じるために、2時間短縮された船外活動の予定作業をすべて終え、ふたりは、8月18日午後1時19分(同8月19日午前3時19分)にクエストに戻りました。
ウィリアムズとアンダーソンは、外部ワイヤレス計測システム(External Wireless Instrumentation System: EWIS)アンテナとセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)をISSに保管するための固定機構を設置し、材料曝露実験装置3、4(Material ISS Experiment: MISSE-3,4)をスペースシャトルで地上に持ち帰るために回収しました。もともと予定されていた、「ユニティ」(結合モジュール1)と「デスティニー」(米国実験棟)に設置されているデブリシールドを固定する作業と、船外活動用工具箱をISS中央へ移動する作業は、将来の船外活動で行われることになりました。
この船外活動中、ISSとスペースシャトルがカリブ海上空を通過した時、クルーはハリケーン「ディーン」をじっくり見ることができ、ウィリアムズからは「ワオ」といった言葉がとびだしました。地上では、ミッション・マネージャらがハリケーンの進路を検討し、エンデバー号のISSからの分離を1日早め、8月19日午前6時57分(同8月19日午後8時57分)とすることを決定しました。
現在の計画では、ヒューストンが引き続き警戒地域に入る場合、8月21日に、スペースシャトルの帰還場所であるフロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地、ニューメキシコ州のホワイトサンズ宇宙基地の3施設のうちのいずれかにエンデバー号を着陸させることとしています。8月21日にエンデバー号の着陸が不可能で、さらにヒューストンが引き続きハリケーンの警戒地域に入るような場合、ミッション・マネージャらは、小規模の緊急飛行管制チームをKSCに派遣し、8月22日の着陸に備える予定です。ISSのマネージャらも、必要時に備えて、同様のミッション・コントロール・センターのバックアップ体制を準備しています。
しかし、ハリケーンの進路が好転するような場合、ミッション・マネージャらは、飛行管制官の帰還チームが着陸地の天候に基づいて最適な着陸日と場所を選定するという通常の着陸手順を選択することになります。
次回のステータスレポートは8月19日午前(同8月19日午後)、または新規イベントがあれば発行します。
出典:STS-118 MCC Status Report #21(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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