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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-118 NASAステータスレポート#05

最終更新日:2007年8月11日
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2007年8月10日(金) 午後6時00分(米国中部夏時間)
2007年8月11日(土) 午前8時00分(日本時間)

スペースシャトル「エンデバー号」のクルーは、米国中部夏時間8月10日午後3時04分(日本時間8月11日午前5時04分)に国際宇宙ステーション(ISS)のクルーと合流しました。STS-118ミッションのコマンダーであるスコット・ケリーが「デスティニー」(米国実験棟)に入り、残りのクルーも後に続きました。

スペースシャトルは、8月10日午後1時02分(同8月11日午前3時02分)にオーストラリアのシドニー北東、南太平洋の214マイル(約344km)上空でISSにドッキングしました。

ドッキング前に、第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキンとフライトエンジニアのオレッグ・コトフがオービタの耐熱シールドの高解像度写真を撮影できるよう、ケリーは、ISSの600フィート(約183m)下方でエンデバー号の機体を縦方向に360度回転させました。

打上げ時のビデオ映像およびドッキング前の撮影画像から、機体の右舷底面に3インチ(約7.6cm)四方のくぼみがあることが確認された耐熱タイルについて、本日ミッション・マネージャらは、詳細検査を8月12日に行うことを決定しました。この検査は、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用して行われる予定です。OBSSを使用することにより、検査箇所の立体レーザ画像と高解像度のデジタル画像を得ることができます。

短い歓迎セレモニーと安全説明の後、双方のクルーは、最初の共同作業である新しいISSの構造物をスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)から「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)に渡す作業に入りました。パイロットのチャールズ・ホーバーは第15次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるクレイトン・アンダーソンと一緒に、デスティニー内にあるロボットアーム操作卓でカナダアーム2を操作し、またトレーシー・カードウェルとリチャード・マストラキオはスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)をエンデバー号の後方フライトデッキから操作しました。

4,010ポンド(約1,819kg)の小型自動車ほどの大きさのS5トラスは、今夜一晩カナダアーム2に把持されたままの状態で置かれ、8月11日の船外活動中に取り付けられる予定です。このS5トラスをISSの右舷側(Starboard)のトラス先端に取り付けることにより、来年実施される太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を搭載したS6トラスの設置のための準備が整います。

8月10日午後4時17分(同8月11日午前6時17分)に、クルーはISSからスペースシャトルへの電力供給装置(Station-to-Shuttle Power Transfer System: SSPTS)の起動を行いました。SSPTSは、ISSからドッキング中のスペースシャトルへと電力を供給します。このSSPTSの動作が引き続き良好な場合、ミッション・マネージャらはSTS-118ミッションの飛行期間を11日間から14日間へと延長すると共に、船外活動を4回に増やすことを決定する予定です。

ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマストラキオとダフィッド(デイブ)・ウィリアムズは、今晩「クエスト」(エアロック)で一晩を過ごすキャンプアウトを行い、気圧の低い環境で体内からの窒素の排出を促し、翌日の船外活動に備える予定です。ふたりが実施する船外活動は8月11日午前7時(同8月11日午後9時)過ぎから開始される予定です(訳者注:8月11日午前11時31分(同8月12日午前1時31分)開始予定です)。船外活動クルーは、ホーバーとアンダーソンがカナダアーム2を使ってS5トラスを取付け位置へ運ぶのを支援し、その後、S5トラスの結合および電力供給とデータ通信用の配線接続を完了させる予定です。

次回のSTS-118ステータスレポートは8月11日午前(同8月12日午後)、または新規イベントがあれば発行します。

出典:STS-118 MCC Status Report #05(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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