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2007年8月9日(木) 午前8時00分(米国中部夏時間)
2007年8月9日(木) 午後10時00分(日本時間)
軌道上で初めて丸一日を過ごすことになるスペースシャトル「エンデバー号」のクルーは、米国中部夏時間8月9日午前7時37分(日本時間8月9日午後9時37分)に起床しました。エンデバー号はこの日、国際宇宙ステーション(ISS)を目指して飛行を続ける予定です。
コマンダーのスコット・ケリー、パイロットのチャールズ・ホーバー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のトレーシー・カードウェル、リチャード・マストラキオ、ダフィット(デイブ)・ウィリアムズ(カナダ宇宙庁(CSA)所属)、バーバラ・モーガンおよびベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.ら、エンデバー号のクルーは、ラッセル・ワトソンの“Where My Heart Will Take Me”で目覚めました。この曲は、マストラキオのためにかけられました。
ホーバー、カードウェルおよびマストラキオは、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)を使用して、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を格納場所から取り出し、エンデバー号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)を広範囲にわたり詳細に検査する予定です。ウィリアムズとモーガンが、マストラキオと一緒に後半の検査作業を行います。OBSSの把持と取出しは、8月9日午前10時20分(同8月10日午前0時20分)頃に予定されています。検査終了後、OBSSの再格納は8月9日午後4時30分(同8月10日午前6時30分)頃に行うことになっています。
その他の作業では、エンデバー号とISSとのランデブおよびドッキングに向けた準備作業も行われます。クルーは、オービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)にセンターライン・カメラを取り付ける予定です。このカメラは、ケリーがオービタを操縦し、ISSのドッキング・ポートにゆっくりと慎重に近づくのを支援します。クルーはまた、ランデブ用の機器の点検を行い、ODSのドッキングリングを延ばす予定です。
エンデバー号は、8月10日午後0時53分(同8月11日午前2時53分)にISSとドッキングする予定です。ISSへは、4,000ポンド(約1,814kg)のS5トラス、交換用のコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscopes: CMG)、および6,900ポンド(約3,130kg)の船外保管プラットフォーム3(External Stowage Platform: ESP-3)を輸送します。ESP-3は交換品をISSの船外に保管するためのものです。3回の船外活動が予定されていますが、ISSからスペースシャトルへの電力供給装置(Station-Shuttle Power Transfer System: SSPTS)が正常に動作し、エンデバー号のドッキング期間が延長できれば、第4回船外活動が実施される予定です。
次のステータスレポートは、8月9日午後(同8月10日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-118 MCC Status Report #02(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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