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2007年6月21日(木) 午前5時00分(米国中部夏時間)
2007年6月21日(木) 午後7時00分(日本時間)
スペースシャトル「アトランティス号」の宇宙飛行士たちは、あと数時間後にはフロリダ州に着陸し、国際宇宙ステーション(ISS)を大きくするために新たな太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を届けた約13日にわたるミッションを終える予定です。
今朝のウェイクアップコールは、コマンダーのフレドリック・スターカウとミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のジェイムズ・ライリーのためにかけられたJohn Arthur Martinezの“Makin’ Good Time Coming Home”でした。
軌道離脱準備は米国中部夏時間6月21日午前7時50分(日本時間6月21日午後9時50分)に開始されます。アトランティス号のクルーは、6月21日午前9時05分(同6月21日午後11時05分)にペイロードベイ(貨物室)のドアを閉める指示を受ける予定です。システムの状況が正常で、天候も着陸に適していれば、スターカウは6月21日午前11時50分(同6月22日午前1時50分)に軌道離脱噴射を行い、アトランティス号の速度を落として軌道を離脱し、6月21日午後0時55分(同6月22日午前2時55分)に予定されるNASAケネディ宇宙センター(KSC)のスペースシャトル着陸施設(Shuttle Landing Facility: SLF)への着陸を目指します。
この時間に着陸した場合、MSのサニータ・ウィリアムズの宇宙滞在時間は193日16時間8分となり、米国とロシアを合わせた女性宇宙飛行士による1回の宇宙飛行での最長宇宙滞在記録が樹立される見込みです。
さらに軌道を周回した場合の次の着陸機会では、アトランティス号は6月21日午後2時30分(同6月22日午前4時30分)に着陸することになります。本日の着陸が天候のために延期された場合、明日はKSCとカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地への着陸機会がそれぞれ2回ずつあります。
6月21日、ISS第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキンは、ロシアの中央コンピュータと端末コンピュータに生じた不具合の原因究明作業を行う予定です。この作業によって、6月15日に両方のコンピュータを再起動して以来、ロシアのシステム運用を管理している各コンピュータ2系統の運用への影響はありません。
6月21日午前8時05分(同6月21日午後10時05分)、ユールチキンは中央コンピュータと端末コンピュータの両方の予備コンピュータを起動する予定です。次にロシアの地上局上空を通過する際に、ユールチキンは予備コンピュータの電源を切ったうえで、二次電力スイッチをバイパスしていたジャンパを取り外します。6月21日午前11時25分(同6月22日午前1時25分)にロシアの地上局上空を通過する際に、ユールチキンは予備コンピュータを再起動し、ジャンパ無しでもコンピュータが適切に動作するかどうか確認する予定です。さらにモスクワのミッションコントロールでは、6月21日午前11時40分(同6月22日午前1時40分)に、エレクトロン(酸素発生装置)を再起動して、先週コンピュータの不具合が発生してから初めてこの装置を稼動させる予定です。
本日の原因究明手順は、7月24日にISSに到着する予定の次のプログレス補給船で新しいハードウェアを運び交換する可能性を含め、ロシアのミッションマネージャたちがコンピュータシステムの修理計画を評価するのに役立つよう計画されています。
次のSTS-117ステータスレポートは、6月21日午後(同6月22日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-117 MCC Status Report #26(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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