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2007年6月14日(木) 午前9時00分(米国中部夏時間)
2007年6月14日(木) 午後11時00分(日本時間)
本日のスペースシャトル「アトランティス号」と国際宇宙ステーション(ISS)の両クルーの主な作業は、太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の収納と船外活動の準備となる予定です。
米国中部夏時間6月14日午前7時39分(日本時間6月14日午後9時39分)、ヒューストンのミッションコントロールセンターは、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のスティーブン・スワンソンと共に、昨日7時間16分の船外活動をやり遂げたMSのパトリック・フォレスターのために、モーニングコールとしてChris Tomlinの“Indescribable”をかけました。クルーは、ISSの「ザーリャ」(基本機能モジュール)で発生した火災報知機の誤作動のため、6月14日午前6時23分(同6月14日午後8時23分)に既に目が覚めていました。この誤作動は、ロシアのナビゲーションコンピュータに生じた不具合の原因究明作業の結果起きたものであり、モスクワのミッションコントロールによって、コンピュータは無事再起動されました。
6月14日午前10時38分(同6月15日午前0時38分)から第15次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるクレイトン・アンダーソンは、アトランティス号のコマンダーであるフレドリック・スターカウ、パイロットのリー・アーシャムボウ、スワンソン、およびMSのサニータ・ウィリアムズと共に、昨日の船外活動前と船外活動中に約半分まで収納を終えたP6トラスの右舷側のSAWを、再び収納させるコマンドを送信する予定です。この作業が本日中に完了しない場合は、6月15日に予定されている第3回船外活動の後半で作業を行う予定です。
一方、フォレスターはMSのジェイムズ・ライリーとジョン・オリバースと共に、次回の船外活動の手順のレビューを行う予定です。オリバースは、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)上に取り付けられたフットレストレイント(足場)から、アトランティス号の打上げ後に確認された、軌道制御システム(Orbital Maneuvering System: OMS)ポッドの耐熱ブランケットのめくれを修理する予定です。本日の午後には、クルーが修理技術を訓練する時間が予定されています。また、本日夕方にはライリーとオリバースが、「クエスト」(エアロック)でキャンプアウトし、血液中に溶け込んでいる窒素を取り除くため事前に酸素を呼吸する準備作業(プリブリーズ)を開始しますが、その前に、ヒューストンの船外活動の専門家と交信を行う予定です。
6月14日午後8時58分(同6月15日午前10時58分)に、スターカウ、アーシャムボウ、フォレスターおよびスワンソンは、Fox News Radioと、デンバーのテレビ局のKMGH-TVとKUSA-TVのインタビューを受け、ミッションの進捗状況について話す予定です。
次のSTS-117ステータスレポートは、6月14日夕方(同6月15日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-117 MCC Status Report #12(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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