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2007年6月8日(金) 午後7時30分(米国中部夏時間)
2007年6月9日(土) 午前9時30分(日本時間)
スペースシャトル「アトランティス号」は、予定時刻どおりの米国中部夏時間6月8日午後6時38分(日本時間6月9日午前8時38分)に、フロリダの夕暮れの空へと飛び立ちました。今年4回予定されているスペースシャトルミッションの第1回目の始まりです。
7人のクルーを乗せたアトランティス号の打上げは完璧でした。搭乗者はコマンダーのフレドリック・スターカウ、パイロットのリー・アーシャムボウ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のパトリック・フォレスター、スティーブン・スワンソン、ジョン・オリバース、ジェイムズ・ライリー、そしてクレイトン・アンダーソンです。
アトランティス号が打ち上げられた時、国際宇宙ステーション(ISS)はオーストラリアの南西、南インド洋上空220マイル(約354km)を飛行していました。ISSでは、第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキン、フライトエンジニアのオレッグ・コトフとサニータ・ウィリアムズがアトランティス号の到着を待っています。ISSのクルーは、ミッションコントロールより送信されたビデオ映像でアトランティス号の打上げの様子を見ていました。
アトランティス号は6月10日にISSにドッキングして、ISSの発電能力を増大させる共同ミッションを開始する予定です。スペースシャトルとISS、双方のロボットアームを利用し、また3回の船外活動を行って、新たに一対の巨大な太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を取り付けます。そして、現在取り付けられている太陽電池パドルのひとつを今後の移設に備えて収納する予定です。
アトランティス号がISSに到着すると、数時間以内にアンダーソンとウィリアムズは交代する予定です。アンダーソンは4ヶ月におよぶISSでの滞在を開始します。ウィリアムズはアトランティス号で地上に帰還する予定です。昨年の12月からISSに滞在しているウィリアムズは、女性による宇宙滞在期間の最長記録を樹立して帰還する予定です。
軌道に到達した後、アトランティス号のクルーはスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)のドアを開ける作業の他、コンピュータやその他の機材のセットアップなどの一連の作業を開始しました。またスペースシャトルのロボットアームを起動し、動作確認を行う予定です。6月9日には、このロボットアームを使ってアトランティス号の耐熱シールドの点検を行う予定です。アトランティス号は6月10日午後2時36分(同6月11日午前4時36分)にISSとドッキングする予定です。スペースシャトルのクルーは6月9日午前0時38分(同6月9日午後2時38分)に就寝し、丸一日を宇宙で過ごす最初の日は6月9日午前8時38分(同6月9日午後10時38分)に起床する予定です。
出典:STS-117 MCC Status Report #01(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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