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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #07-05

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第14次長期滞在クルー
2007年1月26日(金) 午後4時00分(米国中部標準時間)
2007年1月27日(土) 午前7時00分(日本時間)

今週、国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、数日中に開始される今までに例のないひと続きの船外活動に向けた準備作業を中心に過ごしました。

第14次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・ロペズ-アレグリアとフライトエンジニアのサニータ・ウィリアムズは、米国中部標準時間1月31日午前9時(日本時間2月1日午前0時)から、6時間30分にわたる船外活動を開始する予定です。これは、来月予定されている4回の船外活動のうち1回目となります。

ロペズ-アレグリアとウィリアムズは、2月4日と2月8日にも船外活動を行う予定です。最初の3回の船外活動は、ISSの「クエスト」エアロックを利用し、米国の宇宙服を使用します。ロペズ-アレグリアとフライトエンジニアのミハイル・チューリンは、2月22日の船外活動でロシアの宇宙服を使用し、「ピアース」(ロシアのドッキング室)から船外に出る予定です。

3回行われる米国の船外活動では、ISSの冷却システムの再設定をし、昨年12月のスペースシャトル・ミッション中に起動されたシステムの残りの部分を接続する予定です。ロシアの船外活動では、ISSの後方にドッキングしているプログレス補給船(23P)が4月にISSから安全に分離できるよう、プログレス補給船(23P)の格納できなかったアンテナに関わる作業を行う予定です。

今週クルーは、1月19日にプログレス補給船(24P)によってISSに運ばれてきた約2.3トン以上の食糧、推進剤などの補給品の一部の荷下ろしを始めました。プログレス補給船(24P)には、生鮮食品、家族からのプレゼント、新しい衣服、予備部品、酸素、水などが積載されていました。

クルーは間もなく行われる予定の船外活動の準備にも取りかかりました。1月22日、クルーは米国の宇宙服の準備を始めました。宇宙服のバッテリは充電され、宇宙服の冷却システムは洗浄されました。

1月23日、ロペズ-アレグリアとウィリアムズは、ラップトップ・コンピュータを使ったシミュレーションで訓練をしました。この訓練では、船外活動中に装備するセルフレスキュー用推進装置(Simplified Aid For Extravehicular Activity Rescue: SAFER)の操作技術を復習しました。船外活動中に命綱が切れてISSから離れてしまっても、SAFERにより、宇宙飛行士が自分でISSに戻ることができます。

1月25日、ヒューストンの地上管制官は、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)にコマンドを送信し、船外活動開始時の位置まで移動させました。ISS船内では、クルーが1回目の船外活動の計画を確認しました。

ロペズ-アレグリアとウィリアムズは、1月26日にも宇宙服の点検とSAFERの点検を行いました。SAFERは圧縮された窒素ガスの噴出によって推進します。点検中にこの無害なガスが放出され、1台のSAFERの窒素圧力が使用できない程度まで低下してしまいました。ISSにはまだ使用可能なSAFERが2台あり、この3台目が失われても今回の船外活動の計画には影響ありません。

1月22日、クルーは仕事の手を休め、テレビ司会者であるマーサ・スチュアートとの交信を行いました。また、クルーはカナダのオンタリオ州オタワの学校とネブラスカ州のWinnebagoの学校のそれぞれとアマチュア無線で交信し、質問に答えました。

次回のISSステータスレポートは1月31日の船外活動後、または新規イベントがあれば発行する予定です。ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2007/iss07-5.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2007年1月29日

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