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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-45

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第14次長期滞在クルー
2006年10月20日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2006年10月21日(土) 午前5時00分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の3人のクルーは滞在2ヶ月目に入り、様々な実験や専門的な作業をこなす忙しい1週間を過ごしました。

第14次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・ロペズ-アレグリアと、フライトエンジニアのミハイル・チューリンは、ロシアのプログレス補給船の手動ドッキングシステムを使った訓練を行いました。ランデブー、フライアラウンド制御、ドッキングポートへの接近とドッキングを、ISS内のシミュレータを使って訓練しました。

軌道上で訓練している間に、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地の技術者達は、米国中部夏時間10月23日午前8時40分(日本時間10月23日午後10時40分)に予定されているプログレス補給船(23P)の打上げの準備を終えました(訳注:日本時間10月23日時点では、10月23日午前8時41分(同10月23日午後10時41分)打上げ予定となっています)。プログレス補給船(23P)は、10月26日午前9時28分(同10月26日午後11時28分)に、ISSへドッキングする予定です。NASA TVでは、10月26日午前9時(同10月26日午後11時)から生中継を開始する予定です。

10月21日に射点へ移動する予定のプログレス補給船(23P)には、1.8トン以上の食糧や推進剤、クルーとISSのための補給物資が搭載されています。先月から停止したままになっているロシア製のエレクトロン(酸素発生装置)の予備部品も、補給物資として積み込まれています。

10月20日、ロペズ-アレグリアは、ISS内の空気から二酸化炭素を取り除く二酸化炭素除去装置(Carbon Dioxide Removal Assembly: CDRA)の機器を交換しました。この装置は、空気バルブに粒子状の物質が詰まったため、二酸化炭素を除去するための2系統のシステムのうち、片方の系統しか動作していませんでした。ロペズ-アレグリアはふたつ目の吸着層を使用できるようにするため、空気の流量を調整するバルブとフィルタを新しいものに交換しました。

また、ロペズ-アレグリアはチューリンと共に「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の窓の点検と写真撮影を行ったほか、今後の長期滞在クルーの訓練に使うISS内のビデオツアー用の撮影も行いました。

ロペズ-アレグリアとチューリンは、医療担当者としての習熟訓練も終えました。

欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士でフライトエンジニアのトーマス・ライターは、ESAの植物培養装置(European Modular Cultivation System: EMCS)の中で行う、根の屈光性における新知覚メカニズムの分析(Analysis of a Novel Sensory Mechanism in Root Phototropism: TROPI)の第1回目を始めました。この実験は3回に分けて実施される予定です。遠心力装置を利用して、植物を様々な重力環境下で育てることができるEMCSの中に設置された種は、来週発芽する見通しです。この実験では、様々な重力条件の下、光の波長の条件下で発芽させることで、植物が根や芽を伸ばす方向を決める様々なシステムや、植物の成長を成功に導くのはどの遺伝子かということをより深く理解する助けになるとされています

アラバマ州ハンツビルにあるNASAマーシャル宇宙飛行センター(MSFC)のペイロード運用チームが、ISS上での米国の科学実験活動の調整をしています。この他に、今週は、ロシアの科学実験であるProfilaktikaやUroluxなどが行われました。

1週間以上前にコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscopes: CMG)のうち1基が停止されて以来、ISSは3基のCMGによって姿勢制御を続けています。10月16日、飛行管制官は、過度の振動により停止されていたCMG 3の試験を行いました。この日の試験では、CMGを最高で毎分500回転の速度で回転させた後、回転が0になるまで惰性で回し、その間、微小重力加速度測定実験(Microgravity Acceleration Measurement System: MAMS)で加速度データを収集し、CMG内部の加速度計によるデータと比較しました。初期の結果では特に異常な振動は見られていませんが、エンジニアが現在データの解析を続けています。

10月23日、飛行管制官は5日間の予定でS1、P1両トラスの放熱ラジエータ回転関節部(Thermal Radiator Rotary Joint: TRRJ)の点検を開始する予定です。TRRJは、次のSTS-116ミッションで、外部熱ループが起動された後、回転を始める予定です。この試験では、ラジエータは“オートトラック(自動追尾)”、つまりトラスのアビオニクス機器の熱を放散する必要がある場合に回転できるようにされます。

次回のISSステータスレポートは、10月23日のプログレス補給船(23P)打上げ後、または新規イベントがあれば発行する予定です。ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-45.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年10月23日


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