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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-28

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第13次長期滞在クルー
2006年6月9日(金) 午後2時00分(米国中部夏時間)
2006年6月10日(土) 午前4時00分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、今週の活動を船外活動後の作業で締めくくり、プログレス補給船(22P)の到着と、次のスペースシャトル「ディスカバリー号」のSTS-121ミッションの準備に、活動の中心を移し始めました。

コマンダーであるパベル・ビノグラドフとフライトエンジニアのジェフリー・ウィリアムズは、先週(6月1日)行われた船外活動後の後始末やISSの設定変更を行い、忙しい週末を過ごしました。ふたりは、オーラン宇宙服と船外活動工具の後片付けや収納を終えました。

クルーは、作業時間が延長された船外活動と船外活動後の作業の後に休養を取るため、5日と6日には軽い作業のみを行いましたが、7日には通常の作業・就寝スケジュールに戻りました。6月12日にもう1日、クルーの休暇が予定されています。

クルーは、6月1日の船外活動でISSの外側にある水素排気口を交換したロシアのエレクトロン(酸素発生装置)の再起動を今週試みました。何回か試した後に、エレクトロンは稼働を始めましたが、約7時間後に停止しました。ビノグラドフは船外活動で交換した部分に関連する排気ラインを点検しましたが、問題はなく、正常に機能しているようでした。

しかし、6月9日の午前中に再び試みられたエレクトロンの再起動も成功しなかったため、ロシアの専門家達は、問題の原因は電源部の故障だと考えるようになりました。ビノグラドフは予備部品があることを確認したため、6月11日にこれを取り付けてエレクトロンを再起動する予定です。プログレス補給船(21P)のタンクから酸素を補給する必要が生じるまでに、最低でも1週間は大丈夫な量の酸素が、ISS内にはあります。このエレクトロンの問題は、ISSの活動には全く影響を与えておらず、他に十分な酸素供給源もあります。

6月9日の午後に、プログレス補給船(21P)のスラスタを使ってISSのリブースト(軌道上昇)が行われ、ISSの高度は1マイル(約1.6km)弱ほど上昇しました。これによりISSは、新しいプログレス補給船(22P)の打上げとドッキングに適した高度まで上昇しました。プログレス補給船(22P)は、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から6月24日に打ち上げられ、6月26日にISSの「ピアース」(ロシアのドッキング室)にドッキングする予定です。

現在、ピアースのドッキングポートには古いプログレス補給船(20P)がドッキングしていますが、新しいプログレス補給船(22P)と交代するため、6月19日に分離される予定です。

今週行った他の作業としては、船外活動工具の最後の収納作業や、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)やピアースのエアロックの通信システムを含むISSのシステムの再設定などが行われました。

クルーはNASAドライデン飛行研究センター(DFRC)およびホワイトサンズ試験施設の地上局との通信試験を無事に終わらせ、定期的な緊急時の火災対応訓練を行いました。また、携帯用酸素マスクと消火器の点検も行いました。

ウィリアムズはアマチュア無線を使った交信に2回参加しました。1回目はニュージャージー州ニュー・プロビンス(New Province)のSalt Brook小学校と、2回目は2004年度のNASA Explorer Schoolであるミシガン州アナーバーのスカーレット・ミドルスクール(Scarlett Middle School)との交信でした。また、ウィリアムズとビノグラドフは、米国国務省教育文化局(ECA)関連のウェブサイトチームとの軌道上インタビューに応じました。

ISSのサイエンスオフィサーであるウィリアムズは、2件のコロイド実験、「コロイド溶液中の常磁性体の集合体の構造研究(Investigating the Structure of Paramagnetic Aggregates from Colloidal Emulsions: InSPACE)」と、「二元コロイド合金実験(Binary Colloidal Alloy Test: BCAT)」を行いました。ビノグラドフは2件のロシアの科学実験、天災と人災を予測するための地上と宇宙から観測を行うシステムURAGANと、海洋観測プログラムであるDIATOMEAを行いました。

次回のISSステータスレポートは、6月16日または新規イベントがあれば発行する予定です。ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-28.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年6月12日


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