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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-42
第11次長期滞在クルー 国際宇宙ステーション(ISS)の第11次長期滞在クルーは、今週宇宙での滞在第20週目を終えました。今週は主に交換が迫った補給船関連の作業と、コンピュータのソフトウェアの更新作業を行いました。 コマンダーのセルゲイ・クリカレフとフライトエンジニアでNASAのISSサイエンスオフィサーのジョン・フィリップスは、現在ISSにドッキングしているプログレス補給船(18P)へ、ISSからの不要品を積み込みました。この無人補給船は米国中部夏時間9月7日午前5時23分(日本時間9月7日午後7時23分)(訳注:原文では米国時間午後5時となっているが、正しくは午前5時)に「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後部のドッキングポートから切り離される予定です。切り離し後、プログレス補給船(18P)は太平洋上に安全に投棄される予定です。 新しい補給船であるISSプログレス補給船(19P)は、米国中部夏時間9月8日午前8時8分(日本時間9月8日午後10時8分)にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、9月10日午前9時50分(同9月10日午後11時50分)にISSとドッキングする予定です。プログレス補給船(19P)に積み込まれている約2.3トンの搭載品には食糧、水、燃料、衣類や他の補給品が含まれています。このプログレス補給船(19P)では、ISSの主な酸素供給源であるエレクトロン(酸素発生装置)の新しい液体ユニットと、Vozdukh(二酸化炭素除去装置)の予備部品が届けられる予定です。 クリカレフとフィリップスは、今月後半に予定されているソフトウェアの更新のために、新しいラップトップコンピュータの準備をしました。また、ISSからソユーズ宇宙船を使って待避する状況を想定した緊急時対応手順の定期的なリハーサルも行いました。また、先月、スペースシャトルが運んできた新しい血圧測定機器と心電計の点検を行いました。 歴史上の偉大な探検家達から少年時代に感銘を受けたというフィリップスは、8月29日にオレゴン公共放送(Oregon Public Broadcasting)のインタビューで自分のミッションを説明しました。ルイスとクラークによるアメリカ西部探検200周年記念イベントの一部として、フィリップスは宇宙探査とこのふたりの探検の似ている部分と異なる部分を説明しました。 ISSクルーの活動状況や各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。 次回の ISS ステータスレポートは、9月8日または新規イベントがあれば発行する予定です。 出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-42.html *併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。 最終更新日:2005年9月2日
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