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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-09 |
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第8次長期滞在クルー
宇宙での滞在が4ヶ月に近づき、コマンダーでNASAサイエンスオフィサーのマイケル・フォールとフライトエンジニアのアレクサンダー・カレリは今週、プログレス補給船(13P)からの荷降ろしを終え、いくつかの保全活動を行い、ISSの酸素システム(訳注:エレクトロン(酸素発生装置)の一部)と空気浄化システムを修理し、2003年の春以来となるISSでの船外活動のために初期段階の手順確認を行いました。 船外活動は米国中部標準時間2月26日午後3時(日本時間2月27日午前6時)に開始され、5時間半行われる予定です。クルーは、船外活動の開始時間に適応するために、今週末から就寝時間をずらしはじめました。これは、アメリカとロシアの通信資源を最大限に活用してクルーとできる限り連続して通信を行うためです。 今週の初めに、フォールはカナダアーム2に装備したカメラが、船外活動をビデオで記録できる一番いい位置になるようにカナダアーム2を移動させました。加えて、このカナダアーム2の運用はフォールにとって、「デスティニー」(米国実験棟)の中に設置されているワークステーションの習熟訓練になりました。 フォールは今週、デスティニーの窓の新しいフレキシブルホースの設置の準備をしました。これは高い光学的特性を持つ窓の2枚のガラスの間の結露を防止するために使われます。新しいホースは、前のホースが数週間前に起きたISSの微量の気圧低下の原因と判明した後、プログレス補給船(13P)で運ばれました。ホースの取り付けの準備として、過去数週間で内部に蓄積した湿度を除去するため、今週末に窓のガラス間の空間の排気を行う予定です。 フォールとカレリは2月10日にカリフォルニアの児童との長距離”インタビュー”に参加し、宇宙でヨーヨーがどのような振る舞いを示すかという質問から、ISSとそのシステムを設計寿命までいかに更新しながら維持していくかという技術的な挑戦に関する質問にまで答えました。 今週の終わりには、ふたりのクルーは、モスクワ郊外のコロリョフにあるロシアのミッションコントロールセンターのフライトコントローラたちとともに、彼らの船外活動の準備として詳細な手順の確認をしました。船外活動は、「ピアース」(ロシアのドッキング室)でのオーラン宇宙服の着脱で、開始され終了します。 来週は、クルーは、宇宙服と手順の点検といった、船外活動に焦点を絞った活動を行う予定です。そして船外活動の時間に合うように引き続き就寝/起床のスケジュールを少しずつ調整していきます。 ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/ をご覧ください。 ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/ をご覧ください。 次回のISSステータスレポートは、2月20日か、もしくは何かイベントがあればその前に発行する予定です。
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。 |
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最終更新日:2004年2月16日 | |||
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