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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-5

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第6次長期滞在クルー
2003年 2月 4日(火) 午前 9時30分(米国中部標準時間)
2003年 2月 5日(水) 午後 0時30分(日本時間)

 

2日前にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたロシアのプログレス補給船(10P)は、本日、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングへ成功しました。

プログレス補給船(10P)は、ISSの「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の後方ポートに米国中部標準時間2月4日午前8時49分(日本時間2月4日午後23時49分、グリニッジ標準時午後2時49分)に問題もなく自動操縦にてドッキングしました。プログレス補給船は、多くの食料、燃料などの補給物資をISSの第6次長期滞在クルーへ届けました。ドッキング時、ISSは中央アジアの上空240マイル(約386km)を飛行していました。

第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリン、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット)は、ISSとプログレス補給船とのドッキングの様子を、彼らの宇宙飛行73日目(ISS滞在71日目)となるISSの中からモニタしました。

ISSの第6次長期滞在クルーは、米国中部標準時間2月4日午後1時(日本時間2月5日午前4時、グリニッジ標準時2月4日午後7時)頃、ズヴェズダとプログレス補給船の結合部の空気漏れの確認を行った後、ハッチを開け、2月5日の朝から補給物資の積み下ろしを行う計画です。プログレスのISSへの無事到着により、滞在クルーが6月の後半あるいは7月初旬までミッションを継続できるために十分な補給物資が供給されることになります。

プログレス補給船によって届けられた補給物資の中には、昨年11月の電源部故障により第6次長期滞在期間中使用できずに放置されていた「デスティニー」(米国実験棟)の微小重力研究グローブッボックス(MSG)の交換部品が含まれていました。第6次長期滞在クルーの1人であるペティットが、2月5日の水曜日にこれを交換し、MSGの機能確認を行う予定です。MSGの稼動が成功すると、3月のクルーの地球帰還前に、今滞在期間に使用が予定されていた全ての実験に対して使用することが可能になります。

第6次長期滞在クルーのバウアーソックス、ブダーリン、およびペティットは、コロンビア号の乗組員に対し、賛辞をささげる予定です。ISS地上管制員は、無線を通じて、ブッシュ大統領夫妻とNASA長官であるショーン・オキーフ氏が出席するテキサス州のNASAジョンソン宇宙センター(JSC)での追悼式の模様を音声で彼らへ伝えることになっています。

ISSクルーの活動状況、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.govをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、何か進展があった場合に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-5.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 2月 7日

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