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ISSと「きぼう」

「きぼう」日本実験棟運用準備確認会(FORR)


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FORRに参加したISS計画各極代表

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、筑波宇宙センター(TKSC)にて、国際宇宙ステーション(ISS)計画に参加するNASA、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)各極の代表を迎え、1月17日~19日の3日間にわたる「きぼう」日本実験棟運用準備確認会(Flight Operations Readiness Review: FORR)を開催しました。

運用準備確認会(FORR)とは

FORRとは、各国際パートナが開発したISSの構成要素が打ち上げられるおよそ1年前に開催される会議です。FORRでは、地上設備や要員訓練など打上げまでに必要な準備が整っていること、および打上げまでに整えるための計画が整備されていることを確認します。

実施内容

FORRでは、計画書や手順書など、「きぼう」の運用に必要な文書の準備状況や、運用を行う飛行管制官の訓練状況、ミッションに選定された宇宙飛行士への訓練計画、運用に使用する地上設備の整備状況などについてJAXAから説明し、各極代表により運用準備が順調に行われていることが確認されました。

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FORRの様子

打上げに向けて

今回のFORRで確認した作業計画に従って、JAXAは引き続き運用準備を行います。

運用に必要な文書類については、引き続きNASAと共同で点検作業を行い、打上げのおよそ半年前に、その点検結果を確認するための審査会が予定されています。また、今回のFORRで、JAXAの地上設備や訓練設備はNASAと接続して運用できる状況であることが確認された事から、2月以降、JAXAとNASAを接続した運用シミュレーション訓練が開始されます。そして、JAXAの飛行管制官の選定は打上げ半年前までに行い、その後、JAXAの飛行管制官とNASAの飛行管制官、そしてミッションに選定された宇宙飛行士とのミッション固有の運用シミュレーション訓練が開始されます。

最終の運用準備確認は、打上げのおよそ1ヶ月前に行われる予定です。

FORR記者会見、J-Flight紹介記者会見

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J-Flight記者会見の様子

FORR終了後の1月19日、FORR記者会見、J-Flight紹介記者会見が行われました。

FORR記者会見では、JEM運用プロジェクトチームの長谷川義幸プロジェクトマネージャをはじめ、各極代表者が参加し、「きぼう」の運用準備状況やFORRの結果について報告を行いました。

J-Flight紹介記者会見では、J-Flightに指名された松浦真弓主任開発員と東覚芳夫主任開発員が紹介されました。松浦真弓主任開発員と東覚芳夫主任開発員は「きぼう」が打ち上げられる1J/Aミッションと1JミッションでJ-Flightの主担当を勤めます。また、それぞれのミッションを担当するNASAのフライトディレクタも紹介されました。1J/Aミッションでは松浦主任開発員とNASAのディナ・ワイグル女史が、1Jミッションでは東覚主任開発員とNASAのアネット・ハズブルック女史が、JAXA、NASAそれぞれのフライトディレクタの主担当を勤めます。J-Flightの松浦、東覚両主任開発員は、ミッションに向けた抱負やフライトディレクタの資質など、記者からの質問に答えました。

※:J-Flightとは、JAXAの飛行管制官を指揮するフライトディレクタを指します。

最終更新日:2007年3月5日

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