このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

油井亀美也宇宙飛行士
このエントリーをはてなブックマークに追加

油井宇宙飛行士の活動状況(2015年12月 7日)

12月3日、油井宇宙飛行士とチェル・リングリン宇宙飛行士は、Ocular Healthと呼ばれる眼の機能障害を調べる実験の飛行およそ120日目のデータ取得の続きを行いました。ふたりは眼と心臓の超音波測定を行いました。取得した超音波映像で目の形態、視神経を包む視神経鞘の様子、眼球のサイズなどがわかり、微小重力環境に滞在することによる眼の変化を調べます。

Ocular Health実験では、微小重力状態によって誘発される視覚障害/頭蓋内圧のリスクを把握するため、系統的な生理データの収集を必要としています。研究者は、宇宙滞在中および帰還後に変化する視覚、血管、中枢神経系の測定値データが、対策や臨床診療ガイドラインを作る助けになると考えています。

油井宇宙飛行士は、ソユーズ宇宙船での地上への帰還準備のため、オレッグ・コノネンコ宇宙飛行士とともに通常時の帰還訓練を行いました。ふたりはISSからの離脱、および下降時の事前データを確認し、帰還時のタイムライン(ソユーズ宇宙船の起動から地上への着陸後の作業まで)に沿った訓練を行いました。油井宇宙飛行士はソユーズ宇宙船のレフトシーターとして、ソユーズコマンダーのコノネンコ宇宙飛行士の補佐を行います。油井宇宙飛行士ら43Sクルーの地上への着陸は12月11日午後10時10分ごろ(日本時間)を予定しています。

また、油井宇宙飛行士は帰還に向けて私物の梱包作業を継続しました。それらの物資は自身とともにソユーズ宇宙船(43S)に搭載して地上に回収するほか、今後打上げ予定のドラゴン補給船運用8号機、9号機で回収されます。


油井宇宙飛行士の軌道上動画 最新号
『宙亀通信』(Vol.22) 解説!宇宙での体重測定

【補足】油井宇宙飛行士が使用している体重計はBMMD(Body Mass Measurement Device)というもので、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)に設置されています。

映像で油井宇宙飛行士が行っているように、身体を丸めた状態で手足を装置の上に乗せます。すると、バネの力で上下に何度も揺さぶられます。

この他にも軌道上加速重量計測装置(SLAMMD)という装置がありますが、BMMDはより以前から体重測定に使われていたものです。


*断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

≫最新情報へ戻る

 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約