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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年12月 1日)
11月27日、油井宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟のエアロック操作を行いました。チェル・リングリン宇宙飛行士の支援を受けて、エアロックのスライドテーブルを船内に引き出し、ISSの船外に設置されている実験用品をスライドテーブルに固定するための器具をスライドテーブルに取り付けました。
この作業は、ISSのS3トラス(右舷側)に設置されている実験用品を船内へ戻す作業が後日予定されているため、その準備として行われたものです。作業が終了すると、スライドテーブルをエアロック内に戻し、内側のハッチを閉じました。
また、25日から引き続き、Haptics-1と呼ばれる欧州宇宙機関(ESA)の実験を行いました。これは、遠隔地にいるロボットを操縦して作業を行わせるシステムの開発を目指した研究です。油井宇宙飛行士は、操縦するための装置を固定できるベストを装着し、手順に従って実験を行いました。この実験では、微小重力下での装置の取付け条件の違いによる装置の機能性と人間のパフォーマンスについて評価するため、25日には装置をISSのラックの表面に取り付けて実験を行っています。
その他、IMAXカメラで撮影した軌道上の映像データを地上に送信するため、IMAX記録システムをISS支援コンピュータ(Station Support Computers: SSC)に接続しました。この映像を元に3D映像が作成される他、NASAにより映像が使用される予定です。
また、油井、リングリン宇宙飛行士は、週に一度の頭痛に関するアンケートに答えました。宇宙滞在中に頭痛は一般的にみられることであり、状況を調査することによって頭痛の兆候を軽減する方法の開発に役立ち、クルーの健康や業務改善に繋がります。
ふたりは地上への帰還の準備のため、私物の梱包作業を行いました。帰還日時は、現在日本時間の12月11日午後10時10分頃を予定しています。
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