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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年11月24日)
11月19日、油井宇宙飛行士は、宇宙滞在およそ122日目のCognitionと呼ばれる認知能力評価を行いました。これは、微小重力状態や睡眠不足が続くことによる人間の認知機能への影響を測定する一連の試験のひとつで、短い10問からなる認知機能に関するテストをラップトップ上で行います。
油井宇宙飛行士は、科学の本の読み聞かせをキューポラで行い、その様子をスコット・ケリーが撮影しました。撮影した映像は地上に送信され、教育用に利用されます。
ISSシステムメンテナンス作業として、油井宇宙飛行士とスコット・ケリー宇宙飛行士は、「デスティニー」(米国実験棟)の後方(「ユニティ」)側)クローズアウトパネル(壁板)を外して、後方ハッチを閉めました。それから「デスティニー」の後方側と左舷床側の空間に通信ケーブルを敷設しました。 通信ケーブルの敷設後、「デスティニー」後方のハッチを開けて、壁板を再度取り付けました。
今回敷設した通信ケーブルは、将来ISSに訪れる宇宙機と通信するために使われる統合化通信システムのためのものです。 このシステムは、安全で信頼できる通信が、ランデブー、ドッキングと全ての段階で利用できるように、Sバンド無線通信と有線通信を利用します。
また、ISSのトイレ(Waste and Hygiene Compartment: WHC)の尿容器とフィルタを交換しました。交換後、機能確認試験を行い正常であることを確認しました。
11月20日、油井宇宙飛行士は、簡易曝露実験装置(ExHAM)2号機の船外への取付け後の作業として、「きぼう」日本実験棟のエアロックの船内側ハッチを開け、チェル・リングリン宇宙飛行士の支援を受けて、スライドテーブル上の子アームエアロック取付治具(SFA Airlock Mechanism: SAM)*から親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)を外して、続いてスライドテーブルからSAMを取り外しました。
ExHAM#2は、11月11日に船外実験プラットフォーム上に設置されました。
*子アームエアロック取付治具(SAM): 「きぼう」日本実験棟ロボットアームの子アームを、エアロックを通過し船内に搬入する際に、船外活動をせずにエアロックのスライドテーブルに子アームを固定するためのアダプタ油井宇宙飛行士とチェル・リングリン宇宙飛行士は、週に1度の頭痛に関するアンケートに答えました。 宇宙滞在中に頭痛は一般的にみられることであり、状況を調査することによって頭痛の兆候を軽減する方法の開発や、軌道上クルーの健康状態及び能力向上に役立ちます。
ISSシステムメンテナンス作業として、油井宇宙飛行士は、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)のエンドエフェクタ(把持手)の潤滑作業をより詳しく調べるため、エンドエフェクタ(把持手)の撮影を行いました。
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