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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年11月18日)
11月16日、油井宇宙飛行士は、簡易曝露実験装置(ExHAM)2号機の船外への取付け後の作業として、「きぼう」日本実験棟のエアロックを開け、エアロック内のスライドテーブルを船内に引き出し、ExHAMを固定するために取り付けていたアダプタを取り外しました。作業終了後、スライドテーブルをエアロック内に戻しました。
油井宇宙飛行士とチェル・リングリン宇宙飛行士は、Ocular Healthと呼ばれる眼の機能障害を調べる実験で、帰還およそ30日前のデータ取得を行いました。ふたりは視力検査、眼圧測定、血圧測定を行いました。
Ocular Health実験では、微小重力状態によって誘発される視覚障害/頭蓋内圧のリスクを把握するため、系統的な生理データの収集を必要としています。研究者は、宇宙滞在中および帰還後に変化する視覚、血管、中枢神経系の測定値データが、対策や臨床診療ガイドラインを作る助けになると考えています。
11月14日には、チェル・リングリン宇宙飛行士とともに「Weightless」(無重力)というタイトルの本を朗読して本の内容や、内容に含まれる科学的要素について話し合い、その様子を録画しました。この録画は地上に送信され、教育用に利用されます。14日は土曜日で、ISSでも土日は基本休日となりますが、このような一部の作業が土日に行われることもあります。その他、船内の清掃やISSの維持運用に必要な作業は土日にも行われます。
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