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油井宇宙飛行士、Microbe-Ⅳ実験や小動物飼育装置(MHU)の取外し作業などを実施(2015年9月 9日)
9月4日、油井宇宙飛行士は、宇宙居住の安全・安心を保証する「きぼう」船内における微生物モニタリング(Microbe-Ⅳ)実験の一環で、「きぼう」日本実験棟内の微生物のサンプル採取を行いました。この実験では、ISS内の微生物を継続的にモニタリングし、クルーが安全で健康的に長期滞在できる居住空間について理解を深めます。
また、細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)に取り付けていた小動物飼育装置(Mouse Habitat Unit: MHU)の機能点検が完了したため、油井宇宙飛行士はこの日、MHUをCBEFから取り外す作業を行いました。
油井宇宙飛行士は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)で運搬した物資を国際宇宙ステーション(ISS)内に移送する作業も継続して実施しました。この日は約1時間の作業を行い、「こうのとり」5号機の搭載品の移送にかかる時間は、残り22.3時間となりました。
油井宇宙飛行士は、内皮細胞の実験に関わる作業も行いました。ソユーズ宇宙船(44S)から実験コンテナを取り出し、Kubikと呼ばれる培養室や冷蔵庫として利用する小型の装置の中に実験コンテナを設置しました。この実験により、培養された内皮細胞が宇宙飛行によってどの様な反応を起こすか理解が深まると考えられています。
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