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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年9月 7日)
9月3日、油井宇宙飛行士は、NASAの人体研究プログラム(Human Research Program: HRP) の一環として宇宙滞在46日目のCognitionと呼ばれる認知能力評価を行いました。
これは、微小重力状態や睡眠不足が続くことによる、認知能力への影響を測定する一連の試験のひとつで、短い10問からなるテストをラップトップ上で行い、現在と過去のテスト結果を即座に知ることができます。
「きぼう」日本実験棟内での作業としては、油井宇宙飛行士は、「きぼう」の船内実験室にて、細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)の構成変更の4日目の作業として小動物飼育装置(Mouse Habitat Unit: MHU)をCBEFの培養室に取り付けました。
JAXAの運用管制チームは地上からのコマンドによる機能点検を行っています。
また、多目的実験ラック2(Multi-purpose Small Payload Rack 2: MSPR-2)の組み立てを再開しました。本日の作業は、実験用操作端末(Experiment Laptop Termina: ELT)と接続し、LANやUSBインタフェースの確認を行いました。
さらに、「きぼう」の船内実験室と船内保管室から、 Area PADLES(受動積算型宇宙放射線線量計)を取り外して、ソユーズ宇宙船(42S)に搭載して地球に持ち帰るためゲナディ・パダルカ宇宙飛行士に渡しました。
Area PADLESは、「きぼう」船内17カ所に設置され、継続的にISS/「きぼう」内での宇宙放射線環境を測定することができます。
放射線被曝は、ISSで行われている生物学的実験試料を含むISS内の全ての生物に、影響を及ぼしますので継続的な観測が不可欠です。
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