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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年8月18日)
8月14日、油井宇宙飛行士は、欧州宇宙機関(ESA)のHaptics-2と呼ばれる実験の軌道上訓練を行った後、この実験を行いました。
Haptics-2実験は、宇宙から惑星や衛星へ降ろした探査ローバーなどをリモートコントロールで操縦しようとする場合に、力のフィードバックをhaptic(触覚)で感じることにより操縦能力を向上できるということを実証するための基礎実験です。サーボモータに接続されたジョイスティックを操作し、データの取得を行います。
油井宇宙飛行士は、遅延時間が異なる通信リンクで比較を行うために、静止衛星を経由させるKuバンドを利用した経路での確認を行い、双方向の操作試験を行いました。
SPHERES(Synchronized Position Hold, Engage, Reorient, Experimental Satellites) Zero Robotics実験は、中学生にISSでの実験機会を与えるためにSPHERES衛星のアルゴリズムを競わせる競技で、最優秀となったアルゴリズムはISS上のSPHERES衛星を使った実験を行えます。この競技はプログラミング能力を競うだけでなく、プレゼン能力や会話のスキルも試されます。
油井宇宙飛行士は、スコット・ケリー、オレッグ・コノネンコ両宇宙飛行士と共に、この実験の代表研究者と打ち合わせを行って、SPHERES衛星の設定を行いました。
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