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油井宇宙飛行士がJSCで訓練する模様を報道関係者に公開、記者会見を実施(2015年3月18日)
米国時間3月16日、油井宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)第44次/第45次長期滞在ミッションに向けてNASAジョンソン宇宙センター(JSC)で訓練する模様を、日本の報道関係者に公開しました。
現在、油井宇宙飛行士は、ISS長期滞在ミッション前最後となる米国での訓練をJSCで行っています。訓練公開では、ISSのロボットアーム操作を訓練する模様を公開しました。油井宇宙飛行士は、ISS長期滞在をともにするNASAのチェル・リングリン宇宙飛行士と一緒に、ISSのキューポラを模擬したドーム型のシミュレータの中で、ISSに接近した宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)をロボットアームで把持する運用手順を確認しました。「こうのとり」のような無人の補給機をロボットアームで把持する操作は、通常ふたり体制で行われ、ひとりがロボットアームを操作し、もうひとりが支援にまわります。油井、リングリン両宇宙飛行士は、操作と支援の役割を交替して手順を繰り返し練習しました。
訓練公開後には、JAXAヒューストン駐在員事務所とJAXA東京事務所を繋いで記者会見を行いました。油井宇宙飛行士は、報道関係者からの質問に答える中で、自身にとって初となるISS長期滞在ミッションは、"挑む"をテーマに、「自分の限界や『きぼう』日本実験棟の性能の限界に挑みたい」と、ミッションに向けた意気込みを述べました。1時間にわたる記者会見の中で、油井宇宙飛行士は多くの質問に答えました。
今後、油井宇宙飛行士は、米国での訓練を終えた後は欧州で訓練を行います。その後、4月中旬頃にロシアへ向かい、ガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)で最終訓練に臨みます。そしていよいよ5月から、約6ヶ月間にわたるISS長期滞在ミッションが始まります。
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