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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

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大西宇宙飛行士、ミッション最後の交信イベント(VIPコール)を国立科学博物館で開催!(2016年10月28日)

地上の会場の様子(出典:JAXA)

日本時間10月26日夜、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する大西宇宙飛行士が、NASAのキャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士とともに、第48次/第49次長期滞在最後の交信イベント(VIPコール)を東京の国立科学博物館の講堂とつなぎ、約20分間行いました。

司会進行は若田宇宙飛行士。

交信イベントには松野文部科学大臣、鶴保内閣府特命担当大臣(宇宙政策)、日本企業の技術者および高校生の他、大西宇宙飛行士のISS第48次長期滞在期間を担当した、JAXAきぼうフライトディレクタ 中野 優理香さんが参加しました。

大西宇宙飛行士からは、

  • 日本ならではの独自の宇宙空間を生かした実験を行うことがISSの意義であること
  • 宇宙での実験は最終的には地上の人々の生活の向上に役立てる実験であること
  • 人間の科学力に感銘を受けたこと

などが伝えられました。


また、「こうのとり」6号機(HTV6)で打上げ予定の宇宙ゴミ対策を目的とした超小型衛星や、同じくHTV6で実証実験が行われる導電性テザーを製作した日本企業の技術者に向けて

"世界に先駆けて新しい技術を日本らしいモノづくりで達成してもらいたい"

という激励の言葉とともに、宇宙の微小重力環境下で布などの柔らかい物を安定させることがいかに難しいか、安定させるための方法(全ての隅を抑える)、ということを実体験に基づき説明しました。


他にも交信イベントの中では、先月、筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制室を視察された鶴保大臣から大西宇宙飛行士に向けて、

"大西さんのご活躍、大変多くの国民が期待をしております。

行われた科学実験や宇宙活動がイノベーションの種となって新たな産業の創出に繋がっていくことを期待をしております。

我々もしっかり日本の宇宙関連法案の議論をして、大西さんのご帰還を待ちたいと思います。

無事に地球へお戻りください。"

と、長期滞在ミッションの成功に向けた期待の言葉が述べられました。

これに対して大西宇宙飛行士から、

"残りのミッション、残り4日と短くなりましたけれども、最後まで、この「きぼう」での実験を継続していきます。

元気な姿で帰りたいと思ってます。"

と、実験に対する意欲が語られました。


なお、交信イベントの締め括りでは松野大臣から、

"ISS/「きぼう」計画は、宇宙が私たち人類にとって生活空間にもなり得るという可能性を与えてくれました。

30日の帰還ということでありますけれども、頑張っていただいて、無事に帰還されることをお祈りしています。"

と大西宇宙飛行士の無事な帰還を祈っていることが述べられました。


最後に、大西宇宙飛行士から国民の皆様に向けて、

"今回の長期滞在にあたって、皆様からの応援が本当に力になりました。

残り4日間、最後まで頑張りたいと思います。

そして、元気に帰った後は、私がこの国際宇宙ステーションでやってきたこと、感じたことなどを、ぜひ、ひとりでも多くのみなさまに共有させていただきたいと思っています。"

と感謝の言葉が述べられました。

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